南米旅行から帰国しました。

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(ウユニ塩湖での初日の出)

 

もうだいぶ経ちましたが、12日火曜日、無事に南米旅行を終えてアメリカに帰国しました。

すぐにブログを更新しようと思っていたのだけれども、すぐに春学期の授業で、まだとる授業を決めておらず授業に出まくったりとバタバタしていた。引っ越して新しい部屋を整理せずに出てきてしまったので、部屋を片付けたり家具を買ったり。

 

旅行はね、今までの旅行の反省を活かさず予定を詰め込んだばっかりに急ぎの旅になってしまったのだけど、その分色んな街に行き、色んな景色を見て、色んな人に出会って……。本当に充実して楽しい23日間だった。

帰ってきて5日間経ってようやく元のアメリカの生活に馴染めてきたような気がします。まだ心がフワフワしている。

 

ということで、訪れた都市は以下の通り。

 

 

 【パナマ

パナマシティ

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 パラグアイ

アスンシオン

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イグアス

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シウダーデルエス

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【ブラジル】

フォスドイグアス

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ボリビア

サンタクルス

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ラパス

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ウユニ

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コパカバーナ

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【ペルー】

クスコ

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アグアスカリエンテスマチュピチュ

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リマ

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エクアドル

グアヤキル

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キト

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都合14。行き過ぎ笑。

 

ルートは概ね当初の予定通りで、以下のような感じ。

パナマパナマシティ→【パラグアイ・ブラジル】アスンシオン→イグアス→シウダーデルエステ→フォスドイグアス→シウダーデルエステ→アスンシオン→【ボリビア

サンタクルス→ラパス→ウユニ→ラパス→コパカバーナ→【ペルー】クスコ→アグアスカリエンテスマチュピチュ→クスコ→リマ→【エクアドルグアヤキル→キト→パナマ2】パナマシティ

 

総移動距離は、フライトを除いた南米での陸路移動の直線距離をグーグルマップで計算したところ3640マイル、つまり約5900kmでした。

東京大阪間が片道約500kmなので、だいたい東京大阪を6往復したくらい。

札幌鹿児島間は約2500kmとのことなので、日本を2回縦断してお釣りが来るくらいですね。23日間で。笑 いやはやものすごい距離を移動したんだなと。

しかも、道が悪路でバスがめっちゃ遅かったりしたので、体感移動時間はそれ以上。30時間のバス、2回乗りました。特にアスンシオンサンタクルス間は安いバスにしたのでひどかった。バスは汚い、トイレは使えない、めちゃくちゃに揺れる。本当にひどかった。

旅行自体も苦労だらけ。英語は全然通じないし、色々汚いし、夜は怖いし…。南米の旅行の難易度は想像通りに高かった。

でも、そんな色々な苦労も今となってはいい思い出。

 

今回はいい写真を撮ってくることもテーマの一つだった。上の写真、どうでしょう。我ながらいい写真が撮れたと思うし、技術も多少は向上したかなと。

生活がドタバタしてるから時間がかかるだろうけど、忘れないうちに旅行についてはこのブログに残していきたいと思います。

というわけで、ご期待ください。

 

 

 

 

ウユニより、新年の挨拶などなど

お久しぶりです。

今、ボリビアのウユニにいます。年越しはウユニ塩湖内の塩のホテルで過ごし(疲れて寝てましたが……)、塩湖で初日の出を見ました。

雨季の始まりで少し水は足りなかったけど、ウユニ塩湖はものすごく綺麗だった。自然てすごい。筆舌に尽くし難いとはこのことだろう。今までで一番素晴らしい経験の一つができたなと。

ちょっと、携帯で投稿してるんですが写真の張り方がわかんないので写真は無しで笑。

ここまで、
パラグアイアスンシオン、イグアス居住地
ブラジルのフォスドイグアス、イグアスの滝
ボリビアサンタクルス、ラパス、そしてウユニ
と旅してきました。
楽しいことも辛いことも(特にひどいバスひどい道での29時間のバス国境越え)もありましたが、ともかく無事ウユニ塩湖で年越しという旅の中間目標が達成できて、ホッとしています。

最初のNYもいれると、今日で12日目。そして、明日から残り11日。旅のちょうど中間地点でもあります。
ここからは、だいたい当初の予定通り、チチカカ湖を経由してペルーに入り、エクアドルに北上していきます。

新年を祝いたいところでしたが、、、、個人的なことですが、塩湖から戻った頃、大晦日に祖母が亡くなったとの訃報を父から受けました。アメリカに来てすぐに祖父が亡くなって、続けてという形に。
再び葬儀に出られないのは残念でならないし、家族には申し訳ない気持ちでいっぱいである。こうして僕が留学とか出来ているのも、祖父や祖母の応援があったからだ。
やはり祖父と同じように天寿を全うした祖母に、お疲れ様、ありがとうと言いたい。

では、ウユニを出て、再びラパスに戻り、チチカカ湖へと向かいます。

2016年もぺんぎんとこのブログをよろしくお願いします。

年越し3週間南米旅行へ

さて、NYなう。

 

 

いまから3週間、南米に行ってきます。

 

予定ルートは以下のとおり

 

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そして、今のところの日程は以下のとおり

 

【南米旅行日程】

21 NY

<パナマ>

22 パナマシティ

パラグアイ

23 アスンシオン

24 アスンシオン・シウダーデルエステ

25 アスンシオン

ボリビア

26 サンタクルス

27 サンタクルス

28 スクレ

29 ラパス

30 ラパス

31 ウユニ

01 ウユニ

02 ラパス

<ペルー>

03 プーノ→クスコ

04 クスコ・マチュピチュ

05 クスコ

06 リマ

07 リマ

08 リマ

エクアドル

09 グアヤキル

10 キト

11 キト

<パナマ2>

12 パナマシティ→NY

 

パナマシティを経由して、パラグアイの首都アスンシオンin。

北上してボリビア、国境を越えてペルーと旅し、そしてさらに北上してエクアドルに行き、首都キトoutでパナマシティに一泊してNYに戻る、という感じです。

 

南米にかける思いについて

僕は大学時代バックパッカーをやってまして、東南アジアを1ヶ月近く、ヨーロッパを1ヶ月、それからアメリカ留学中に東海岸と西海岸をそれぞれ2週間旅行したりなどしてました。

初めての海外でもあった東南アジアが本当に楽しく、次は憧れを満たすべくヨーロッパに行ったわけです。ヨーロッパ9カ国を一気に回れて満足だったが、今度はまた冒険的なところに行きたいなと思った。

そんなわけで、以前の留学の時に南米に行こうとした。が、休みが2週間と短く、結局断念してアメリカ国内を旅行した。帰国後は院試で忙しく、また留学するつもりだったので旅行はしていない。

僕は大学時代に一人旅サークルに入っていたことは前にも書いたと思うけど、そのサークルでは「帰国報告会」(略して帰報)というのがあった。旅行の感想などを写真やパワポ・レジュメを交えて発表するというもの。確か、一番最初の帰報が先輩の南米旅行だった。その時は、「南米…日本からめっちゃ遠いし、考えられないなぁ。果てしないなぁ」と思ったもの。

 

その南米に、ついに渡航。感慨の深さがやばい。

 

 

今回の渡航の経緯について

実は今回の冬休みも3週間しかなく、南米は広いのでどうしようっかなーと思って、カリフォルニアにいる友達とタイムズスクエアで年越ししようぜーとか言ってたんだけど、結局友達は来ないことになり。じゃあまぁアメリカのクリスマスと年越しをゆっくり過ごそうかーと思ってたんだけど、LLMの友達は大体自国に帰ってしまい、フィリーにいてもつまらんな、と。

 

で、まぁ3週間と短いけど中南米行くか!!となったわけです。

 

ルートや国は色々迷いました。中米もマイナーな感じでいいし、カリブ海もいい。キューバとかジャマイカとか行ってパーリナイも悪くない。

しかし、そのあたりはアメリカから比較的近いし、やはり今しか行けない南米に行くべきだろうと。

そして、南米にはなんといっても「アレ」があります…

 

 

 

 

 

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ウユニ塩湖!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

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マチュピチュ!!!!!!!!!!!!

 

 

……いやね、「バックパッカー」としては、なんというか

「観光地にいったら負け」

みたいなしょーーーもないプライドみたいのがありますよね??

「いや、みんなが行かないとこいってなんぼでしょ。冒険してなんぼでしょ」みたいな。

僕もパリ行った時はモンサンミッシェル行きませんでした(まぁ、単純に卒業旅行シーズンで日本人観光客の群れに巻き込まれたら寂しいなぁというのがあったんですが…)

 

そんなわけで、世間が「ウユニ塩湖超綺麗!!!!!」「マチュピチュ行きたい!!!」とか騒いでいる中、

 

 

「で?????

 

 

あんなん、観光地(笑)だろ????」

 

 

みたいな冷めた目線でおりました。

 

 

でもね、今は気付きました。

そんな冷めた目線は、行ったことある人への嫉妬から来ていたのです。

 

 

実際に行けることになった今

 

 

ウユニ塩湖とマチュピチュ

 

 

 

めっっっっっ

 

 

っっっっっっっっっっっっ

 

 

 

ちゃ

 

 

楽しみ


です!!!!!!

 

 

 

 

あれが生で見れるんだよ!?!?めちゃくちゃ楽しみに決まってんだろ!!??(手のひら返し)

 

でも、今まで「ザ・観光地」に行ってそこまで感動することって少なかったんですよね。ブリュッセルの小便小僧とか、パリの凱旋門とか…。

アンコールワットも日の出の時こそ、その荘厳で神秘的な雰囲気に圧倒されたけど、日が昇ってみれば、「いや、ただの岩じゃん」みたいな

 

マチュピチュは遺跡つながりで若干そうなるんじゃないかな、という心配はあるんだけど、ウユニ塩湖はね、感動するだろうね。今からハードル上げまくってますけども。

しかも雨季だからね(注:ウユニ塩湖は乾季と雨季で景色が全く違う。乾季は白い塩の大地が続く。雨季は水が張り鏡になる。日本で人気なのは圧倒的に後者)。

まぁ、もしかしてウユニ塩湖でこんなに騒いでんの日本人だけじゃね!?というのは若干あります。

友達にウユニ塩湖行くよーといったところ、

ドイツ人「なにそれ」

ブラジル人「なんだっけ、それ」

ペルー人「あーあるね。行ったことないけど」

 

いや、ブラジルとペルーのお前、めっちゃ近いじゃんと。行けよと。そんなもんかよと。

でもまぁ、近くにあると案外行かないってのはあるから、そういうもんなのかもねーと。

 

 

しかも、今回の旅、上の日程をみてもらえればわかると思うんですけど、

 

ウユニ塩湖で年越しを迎える予定

 

です。

 

ウユニ塩湖で初日の出。いや、こんな贅沢ほかにありますかと。死ぬんじゃないかと。

今まで25年で最高の年越しになればいいなぁ、と、珍しく純粋に期待で胸が膨らみます。

 

 

移動について

南米はめちゃ広いので、普通は2ヶ月とか、少なくとも1ヶ月はかける。あるいは、1カ国とかだけ行く。

しかし今回は3週間ちょいで4カ国(プラスパナマ)です。ペルーとボリビアの主要都市に行きつつ、パラグアイエクアドルにも行くのだから、なかなかハードな旅になると思います。移動距離が半端ではない。

飛行機を使ってもいいんだけど、またバックパッカーの変なこだわりがありますからね。「陸路にこだわる」ってやつ。移動時間も旅の一部ですからね。それも楽しんでこそ、旅の醍醐味(だから距離感を無効にしてしまう飛行機が好きではない)。

東南アジア旅行してた時も、日程が押してて、帰りのバンコク発の飛行機に間に合いそうになく、ベトナムの真ん中にあるフエから南のホーチミンまでの選択を迫られたことがある。飛行機使えば3000円くらいで行けるということだったんだけど、「インドシナ半島を陸路で一周する」という大目標を貫徹するべく結局バスを使った。30時間くらいかかったかな。

30時間てかなりですよねぇ。その時はその1回だけだったから良かったんだけど、今回は多分4,5回はあります。南米広いんだもん…。短くて夜行バスの12時間くらい。

ま、楽しむ余裕を持ちたいなと思います。

 

 

友達と旅行することについて

あと、今回はバックパッカー旅行としては初めて、友達と行きます。

元々一人で行くつもりだったんだけど、友達と話してたら「おれも行っていい?」となったんで、「いいよー」という感じ。僕と同じように早稲田からアメリカのロースクールに留学している友達2人と、男3人の旅。

一人旅は楽しいし、自分だけの思い出が作れるので、なんというかよりドラマチックではある。しかし同時に寂しく思うことも多い。とりわけ今回みたいに観光地が多い場合はね。

なので、この新しい試みは楽しみです。一方で、仲がいいとはいえ、3週間も一緒だと色々とイライラしたりケンカすることもあるのあるのかなと。適度に別行動をとりつつうまくやりたいものです。

 

準備について

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南米は若干黄熱病の危険性があるので、黄熱病のワクチンを打ってきた。

それから、マラリアの危険も若干あるので、薬をもらう。

それから、高山病。ウユニへの起点となるラパス、なんと、標高3593mです。いや、富士山とほぼ同じじゃん。そんなところに都市??嘘でしょ???って感じです。

息が上がるのはもちろん、悪いと熱が出たりもするらしい。とりあえず薬はもらったけど、気をつけたいと思います。 

あとは、南米は英語が通じないとよく言われるので、スペイン語のガイドブックを買った。話せなきゃ旅行できないということはないけど(こういう煽りをたまにネットで見かけるが…)、話せたほうがいいことは確か。

もっとも、友達の一人がスペイン語ができるので、頼るつもり。

あとは普通の旅行の準備ですね。まぁ、この辺は慣れているつもりなので大丈夫でした。

 

最後に

旅行にはパソコンは持って行きませんが、宿にあると思うので、適宜ブログも更新したいなと思います。

そして、南米は撮りがいがある景色が多いと思うので、ウユニ塩湖とマチュピチュはもちろん、いい写真をたんまり撮ってきたいと思います。お楽しみに。 

 

久々の冒険に武者震いが止まりません。いい旅にしてきます。

ぺんぎん、ついに引っ越す。ホームレス生活7週間で学んだことなど。

またまた連投。

 

 

pennguin.hateblo.jp

 

さて、10月20日に寮を出たぺんぎんだが、

 

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ついに12月13日、引っ越しました笑。

 

実に7週間もホームレスをやってました。その間どうしていたかというと、

と、実に5箇所を渡り歩いて生活してました。

いやほんと、お世話になったユースホステルのスタッフの人たちと、快く泊めてくれた友達に感謝のしようもありません。お世話になりました。A friend in need is a friend indeedというのを実感した。ありがとう。

いやね、ホームレスになって色々と学ぶことがあったよ。なんかね、家がないとまず社会に包摂されていない心配がものすごい。住所がないわけだし、amazonで買い物もできないしね。何か住所がいる機会には詐称だなと思いつつ前の住所を伝えたりね。ほんと、帰るべき場所があるっていうのはそれだけで素晴らしいことだなと。

oasisのThe Importance of Being Idleという曲に、

"I don't mind as long as there's a bed beneath the stars that shine"(星が輝く空の下にベッドがある限り、おれは大丈夫)

という歌詞があるけど、ほんとにその通り。バックパッカーやってて公園に寝泊まりした時とかも思ったけどね。ほんと、あったかいベッドさえあれば人間どうにかなるものだよなと。

 

しかし、なぜ7週間も家が決まらなかったかというと、もともとの優柔不断な性格もあるんだけど、なんていうか、自分のライフスタイルを考えさせられたからでしょうか。

都会がいいのか、郊外がいいのか、友達呼ぶから広い方がいいよな、いや、大体そんな友達呼ぶか!?ベッドと机置ければよくね!?ちょっとゴシップガールみたいな都会のヤッピーぽい暮らし憧れるよな、でもダンみたいにちょっと外したエリアの広いとこに住むのもアメリカらしいよな!やっぱりシェアで一回住んでみたいよな、でも寮のバスキッチンシェアですらストレスだったからやっぱり一人暮らしかな?いやでも一人で住むのも寂しいし、日本でもできるよな。都心のコンドミニアム(マンション)暮らしもかっこいいけど、郊外でのんびり仲間と暮らすのも悪くないよな!!センターシティのハイソな暮らしもいいけど、フィッシュタウンのヒップな暮らしもいいよな……、、。

 

などなど、自分の求めるライフスタイルとかを考えさせられました。大げさですね笑

 

アメリカにこうして長く住む機会はもうないかもなーと思ったのが大きいです。そして、若い今でしかシェアはできないな、とか。少なくとも、20代でアメリカ住むのは最後だよなーとか。でも、前の留学はホームステイで一人暮らししてる友達に憧れたし、アメリカの一人暮らしも体験したいよな、とか。

そして、アメリカは日本以上にエリアごとの住人層というか、生活スタイルというか、そういうものが比較的固定されているのも大きいかな。移民街とかそういうのもあるし。

まだ稼いでいない学生がいうのもおこがましいんだけど、アイビーリーグの学生としてハイソでスタイリッシュでアッパーな生活に憧れてきたし、でも僕自身は田舎者なのでそういう生活は背伸びしている感があるし、一方でちょっとヒッピーみたいな生活にも憧れているし。これはファッションもそうだけど、ブルックスとかにも憧れるけど、小汚い古着が好きだし、みたいな。なんか、今更ながら自分の生き方というかスタイル選びに血迷っている感がある。

 

 

で、結局どこに引っ越したかというと、

 

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バリバリ都心のコンドミニアムです笑。

 

いやなんか、日和ったなぁ、と思いますね、ぶっちゃけ。

 

コンドミニアムってのは日本でいうマンションですね。分譲マンション。その一部屋を所有者から借りると。

家賃は1000ドル(12万くらい)で、日本基準でいえばかなりいい暮らしなんですけど、フィリーの家賃の最近の値上がりは半端ではないので、都心でそこそこ広いスタジオ(ワンルーム)でこれはかなりラッキーだと思う。郊外でも900とか普通だし、都心だと1500とかザラですからねぇ。

アメリカは最短の契約が1年ていうところが多いんだけど、プラス50ドルのチャージでshort time leaseを認めてもらえたのもラッキーでした。

 

いやしかし、引っ越してよかった。本当に。前の寮もmonthly contractだったので一ヶ月960ドルもしたし、今度の部屋は2,3倍は広いですからね。

そして、都心に住んでるおかげで、「フィラデルフィアに住んでる」感を存分に味わうことができる。3年前アメリカの田舎に留学してた時から憧れていた、「アメリカ暮らし」が叶ったなと。

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そして、美しいシティホールを毎日2回見れるのも気分が良いです。この写真の景色まで徒歩2分くらい。たまに見るのと毎日見るのでは全く気分が違う。この美しい建築が自分の生活の一部になったという満足感がある。

くだらないかもだけど、ぺんぎんは田舎で育ったのでこういうところに憧れます。

 

長期にわたる家探しのおかげで、アメリカの住宅事情とフィリーのエリア事情にやたら詳しくなりました。改めてブログでまとめたいなと思います。

あと、フィリーにある3つのユースホステル(そして多分これでフィリーのホステル全てだと思う)に滞在したので、それについてのレポートも書きたいと思います。3つもとも良いホステルでしたが、それぞれ特徴があるので。you can just call me a master of youth hostels in philly.

 

…上に「ベッドがあればオーケー」と書いたけど、まだベッド買ってないので友達に借りたエアマット(空気を入れて膨らませるやつ)で寝ています笑。まぁ、床で寝るよりはマシだということで…。

 

 

 

超今更ながら、サンクスギビングデーとブラックフライデーの思い出

めっっっっっっっっちゃ今更ですが、先月11月26日木曜日はサンクスギビングデーでした。

未だにどういう祝日かよくわかってないのですが、気になる人はwikiをみてください(丸投げ)。

さて、サンクスギビングで学校は木金土日と4連休になります。学生によっては水曜あたりからサボって5連休にしてる奴も多い(アメリカってこうやって連休伸ばす学生がやたら多い気がする)。

学生はどうするかというと、アメリカ人の場合は大体実家に帰ります。まぁ日本のお盆みたいなもんですもんね。

で、実家がアメリカにない留学生はどうするかというと、まぁ旅行する人が多い。次はアメリカ人の知り合いに招かれてホームパーティ。そうでもなければ留学生同士でホームパーティ。

でぺんぎんはどうしていたかというと、勉強してました。ツラい…。まぁ、ファイナル一ヶ月前切ってる時期ですからね。そして前の週はボスキャリ準備で勉強してなかったし。なんでこんな時に連休ぶち込むんだよ、と正直思った。この前ハロウィーンあったばっかですやん、と。

で、どこで勉強するかというと、学校は閉まってるんですね。じゃあスタバでも行くかと思うと、スタバも結構閉まってる店舗があったりする。開いてても5時に閉まったり。ていうか、少なくともユニバーシティシティは、街自体が死んでる。まぁ学生はみんな実家に帰ってるわけだからね。

じゃあ家でやればいいじゃんお前、ということになるが、その時僕はまだ家がありませんでした笑。ボストン行く時にLLMの友達の家に荷物を置かせてもらって、そして帰ってきてそのままその友達の家に泊まっていた。いやはや、ホームレスはマジでツラかった。

なんか、アメリカってほんと休む時は休むっていう姿勢がしっかりしてるんですよね。だからこういう休みの日に何もすることがなかったりする敗北感というか、寂しさみたいなのは日本の比ではないです。

じゃあお前も旅行すればよかったじゃん?と思うじゃないですか。でもその先週ボストンに4日間も行ってたばかりなわけで、どちらかというと休みたかったし、金が尽きていた。

 

というわけで、何だか苦い思い出になったのがサンクスギビングデーであった。

唯一の思い出といえば、サンクスギビングデー前日に友達と映画を観に行ったこと。スペクターですね、007の。僕は考えてみれば007をちゃんと観るのは初めてだったし、僕の中ではまだボンドはピアースブロスナンだったので、「今はこの人がボンドなんだ…」と思ったけど、ダニエルクレイグってこれで3作目なのね。完全に時代に取り残されている。

あとは友達と家でロッキー2を観た。これ、僕は実は6まで全部観てないんですけど、よくこのワンパターンで6まで続くな!!?!?と思った。

そういえば、先日ロッキーの続編ともいうべき映画Creedが公開されましたね。まだ観に行けてない…。

 

******************

ブラックフライデーはこちらに来て初めて知ったが、サンクスギビング翌日の金曜日の大セールを言う。街に行けば50%OFFとかは当たり前。買い物好きにはたまらない日である。

僕も冬物をまだあんまり買ってなかったので色々買い物したかったのだが、前述の通り金がなくろくに買い物できず…。唯一買ったのはこちらに来て好きになったJack Willsというブランドの小物。全部40%OFFだったのでつい買ってしまった。

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ちなみに、翌週の月曜はサイバーマンデーと言われる。ブラックフライデーでの売れ残りがオンラインで帰るというもの。友達はこれでニューヨークの高級ホテルを70%OFFとかで予約していた。いやはや賢い。

 

というわけで、超今更な投稿でした。

MPRE、なんとか合格

さて、MPREの試験ですが…、

 

pennguin.hateblo.jp

pennguin.hateblo.jp

 

先日結果が出まして、無事合格してました。いや、マジでホッとしました笑

 

とはいえ、あまり手放しで喜べないのも事実。

というのも、実はMPREの合格点は受験する州ごとによって違います。一番低くて75、一番高くてカリフォルニアの86。そして、NYはその次に高い85

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wikiより)

 

そして僕の点数はというと、

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すれすれの86笑

まぁ、MPREは受かりさえすれば何点でもいいので、友達と話してると、「お前最小の努力で合格して一番コスパいいじゃん」とかは言われますが、肝が冷えます。不思議と同じように86点で合格してる奴が多いです。

一方で、驚異の120点越えをしている方もいたりして、本番の司法試験を思うと身が引き締まる思いでもあります。

一応合格してみての振り返りですが、結構落ちてる人もいます。これはLLM、JD問わず。なのでやはり舐めないできちんと勉強するべきです。内容は当然勉強しなきゃわかんないですし、速読に慣れる必要もあります。一方で、勉強した人はそれに比例して高い点数を叩き出しています。そういう意味では、勉強すればまぁ合格できる試験です。

僕はプラクティステストを2回しか解けなかったと書きましたが、高得点の人はやはり4回解いてました。そういうわけで、安全に合格したいならばプラクティステストを4回分解いて復習することを勧めます。基本的には、アウトラインをベタ読みするよりプラクティステストをいきなり解いちゃう勉強法で正しかったと思います。

そういえば、ペンのLLM生は半分以上は11月の試験を受ける印象でしたが、Professional responsibilityの学校の科目自体が春学期にあるからだとかで、3月受験が多い学校も多いらしい。学校によって慣習みたいのがあるのかな。

ということで、合格報告でした。

 

 

Fall Semesterがおわって。日記的なもの。

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さて、しばらく更新してませんでした。ぺんぎんです。

いやー、、、なにはともあれ、秋学期を無事乗り切ることができました。まぁ、単位が来るまでは乗り切ったとは言えないのかもだけど…

秋学期は、正直しんどかったです。留学は二回目とはいえやはり今回はプレッシャーがすごいし、英語力の無さを日々痛感し、授業や教科書の難しさに日々へこみ。

正直言って、授業には全然ついていけなかった。それに加え、まぁ留学生なら誰もが通る道だろうけど、若干人生に悩み出したりして、集中できなかったり…。

なんというかね、まぁ、色々な人に接して、色々な新しい世界を見て、今までの自分を省みて、とそういう時間を持てるのは留学の魅力の一つだと思う。まさに「視野を広げる」というか。でも、こうしてロースクールという専門教育機関に来て、そして司法試験という目標を設定してやっている以上、もっと一心不乱に集中する時間をとるべきだったなと反省している。今は迷う時間ではなく目の前のことにかじりつく時間なのだと。

なんだろう、前もそうだったけど、留学に対する過度な期待と過度な気合いがある。だから、「何かしなきゃ」という意識、というかもはや強迫観念、がすごい。そしてそれは勉強についてもそうだけど、「今しかできないこと、ここでしかできないこと」みたいなもの。勉強ももちろんその一つなんだけど、結局勉強ってどこでもできるしな、とか思ってしまう。じゃあここでしかできないことってなんだ?そう問われると、よくわからない。

てかそもそも、アメリカで法律を勉強する意味ってなんだろう?法律ってなんだろう?入ってはいけない闇の世界に片足をつっこみそうになってしまった秋学期であった。

なんだろうね、アメリカでの目標の一つはこういう悩む性格を脱してもっとアメリカ的になることだったんですけどね。って、こういう姿勢が良くないのかも。別に海外に来た所で自分が変わるわけでもないし

 

さて、ここ最近は色々とありまして、

  • ファイナル4科目しんどい
  • ついに引っ越す。悩んだおかげでアメリカ家事情とフィリーのエリアに精通
  • 冬に3週間南米に行くことに
  • フィリーのクリスマスめっちゃいい
  • MPREなんとか合格
  • 白い巨塔やっぱやばい
  • ペン厳しすぎでしょ

 

などなど、色々あったし、色々思うところがあった。南米行くまでは暇なのでこのあたりのことを書いていきたいと思います。

とりあえずみなさん、Happy Holiday and Happy Winter Break!

 

ボスキャリに参加してみて

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更新が滞ってました、ぺんぎんです。

なぜ更新してなかったかというと、いまだに家探しをしてるのもあるが、ボスキャリに参加してバタバタしてたから。

 

ボスキャリことボストンキャリアフォーラム(BCF)とはこちらにいる日本人には有名な就活イベント。例年11月の終わりの週末に開かれ、多くの日本企業が来る。一気に説明会に参加して集中的に面接ができたり、ありがたいイベント。

ぺんぎんは弁護士志望だし、今回は法律事務所は来ていないのでなぜ参加?と思われたと思う。

参加した理由は

①視野を広げるためにいろいろな業界をみてみたい

②若干進路に悩み気味

③ボストンに行く理由がほしい

④せっかくそこそこ近いフィリーにいるし

という感じで、お試しな感じが強い。

存在は前から知ってたが、わざわざ行くのもなぁとか思って、結局参加を決めたときは1週間前を切っていた。慌てて宿とバスをとって、レジュメの準備をした。

 

説明会参加をメインにしながら一応アプライもしたが、結論から言うとなかなか厳しい結果だった。以下に僕が考えるその理由を書いていく。僕に特有のものもあるけど、汎用性のあるものもあると思うので、参考にしていただければ幸いです。

 

反省点

1.事前応募をしなかった

ボスキャリにおけるアプライは、①事前応募②ウォークインとに分かれている。

①事前応募とは、事前にサイトを通じて企業にレジュメ(履歴書)を提出し、必要に応じてウェブテストや適性検査を受けたりあるいはスカイプ面接をしたりして、最後にボストンで面接しましょう、というもの。

②ウォークインとは、事前に応募はせず、アポなしで会場の企業のブースに行き、レジュメを提出することを言う。運が良ければその場で簡単な面接をしてくれるし、そうじゃない場合はレジュメを見てもらい、それが通ったら面接の予約、という流れになる。

当然だが、事前応募のほうが通りやすい。企業からすれば事前に応募してくれる学生のほうが志望度ややる気が高いと推定できるし、事前に時間をかけてレジュメを精査できるほか、ウェブテストのふるいわけも行うことができる。

一方のウォークインは大量に提出されるレジュメをその場で見るわけで、事前に予定されている面接の枠も少なく、倍率は相当のものになる。

僕は上述のように事前応募はしなかった(もうすでに終わってた)のでウォークインにかけたわけだ。

 

2.難しい企業にしか出さなかった

どうせ仮に就職に切り替えるとしてもいい企業以外は嫌(これをいわゆる大手病というのか)だったので、業界トップ企業とかにしか出さなかった。言い方は悪いけど、練習も兼ねてもう少し下に出せばよかったのかも。

 

3.志望動機をほとんど書かなかった

事前に出すと決めていた企業以外には志望動機を書かなかった。「どうせウォークインで大量のレジュメを捌くなら、みんな同じようなことしか書かない志望動機なんて関係ないでしょ」と思ったが、やはり個人の熱意を知れる志望動機は重要なのかも

 

4.企業研究、自己分析が甘かった

僕は就活はほとんど初だし、今回の準備期間もほとんどなかったので、業界研究や企業研究はネットで得られる情報でサッとやっただけだった。

これはすごく重要なことなのだが、ボスキャリに来てる学生は僕も含めて準備不足の学生が多いと思う。まず時期的にミッドタームとかぶっているということが一つ。そして、アメリカでは日本の就活情報が手に入れにくいということが決定的。就活本とかは手に入らないし、OB訪問も困難。勢い、情報源はネットがメインになってしまう。

交換留学生はともかく、こちらの大学に進学している人はとりわけ厳しいと思う。情報へのアクセスもそうだし、日本の就活の慣習も知りづらい。

そういうわけで、参加を決めている場合は日本にいるうちから準備をしておくといいと思う。

 

5.レジュメがアメリカ的すぎた

あとで友達のレジュメを見せてもらってわかったが、どうやら僕の日本語レジュメ(履歴書)はアメリカ的すぎた模様。アメリカのレジュメは、主に学業や職歴(インターンなど)で、何を学んで何をやったかという事実が重要となる。それに比べて日本の履歴書は「経験から何を得たか、どういう人間か」というより人間の感情にフォーカスを置いたことが問われる気がする。

僕のレジュメは学んだことやったことを書き連ねている感じで、「で、君は何をしたいの」という感じがする気もした。あとから気付いてもどうしようもないんだけどね笑

 

6.法律押しすぎた

レジュメに関してもう一ついうと、僕は学歴欄でも経歴欄(法律事務所でのインターン)でも、法律面を押しまくった。その結果、「法律やりたいなら弁護士になってね」「法務部の採用は今回ないから」ということで弾かれたのでは、と思う。

どうせ出すなら、「法律の勉強を通して論理的な力を得ました」とかそういうことを書くべきだった模様。

 

7.17卒・交換留学

僕は17卒なのだが、16卒しかとっていない企業が多い。また、17卒も受け入れている企業としてもやはり優先的に取るのは16卒だろうと思う。入社までに時間があれば心変わりされる可能性も高いから。

また、僕は一応こっちの正規過程の学生だが、同時に交換留学生でもあるため、「17年5月までに海外大学・院を卒業する方」というのに応募しようとしたら断られたということがある。文言通りに解釈すれば僕はこれにあてはまるのだが、確かに海外大院は16年に卒業(修了)してしまうわけで、立場的には交換留学生のほうが近いというのもうなずける。

 

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総括とアドバイ

まぁ、事前応募をしなかったのが一番悪いのだけど、正直、アイビーリーグの学校に行ってて、TOEICTOEFLの点数も高くてかつ珍しいロースクール生ともなれば書類くらいは通るのではないかな、と思ってた。ので、若干ショックな結果ではある。

もっとも、僕のこういう驕ったスタンスやそういう性格に根本的な問題があるようにも思うが……笑。

 

というわけで、言い方は悪いが、学歴や英語力があんまりでも、しっかり準備をして熱意を伝えることができれば(そのほうが)チャンスはあるということは言えると思う。だいたい、普通の日本人なんてアメリカの大学とかハーバードとスタンフォードくらいしか知らない気がするし。

ということで、来年参加される方にアドバイをするならば、とにかく事前の情報収集と準備に尽きる。準備不足の学生が多い中でそこさえきっちりできればかなりの差がつくと思う。できることなら日本にいるうちに企業研究やOB訪問を済ませておくべき。また、こちらに進学している学生は、雰囲気を知るためにも、2年生などの段階で参加して説明会などに参加しておくといいと思う。あの大勢の日本人の集団の中に入るだけで精神的に参るので笑。

あとは、日本の就活の方式に合わせること、だと思う。少なくとも海外の大学に来る学生は日本の現状などに不満があってのことだろうし、海外から日本を見ればその問題点はより鮮明になるはず。もちろん、日本の歪んだ就活事情にも疑問を持つことだと思う。

でも、日本で働く気で日本の就活をするならば、文句を言っても仕方がない。現状そう回っている以上は、文句を言ったところで負け惜しみにしかすぎないわけで、それに合わせるのが賢明というものだ。…と、アメリカ式レジュメを書いといた僕が言うのもなんなのだけど笑、反省も込めてこういうアドバイスが出てきたので、参考にして欲しいと思う。

 

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感想的なもの

とまぁ、いろいろ反省点が多かったのだけど、色々な業界を知るという目的は果たしたし、自分の未熟な点もわかったので、結果的には行ってよかったなと思う。

3日間しんどかったけど、大学やバイトの後輩にバッタリ会えたりという楽しさもあった。日本でしか会ってなかった友達とボストンで再会するってなんかいい。まぁ、ボストンの中の擬似日本なわけだけども、、、

あと、twitterの友達と会って話したり。オフ会ですね。オフ会、日本にいた時は結構してたけどこっちでは当然あまりできてない。文字でしか知らない人と会うって好きなんだけどね。

 

あと、宿はユースホステルだったのでそこに泊まった人たちとの交流も多かった。

面白いのはね、みんな経歴が違うということ。日本の大学を出てイギリスの院に進学した人、日本の大学を辞めてイギリスの大学に行った人、日本の大学を出てこっちで働いてる人、カナダの大学に進学した人、外国人だけど日本で勉強してて日本語ペラペラの人……など。日本で知り合う均質的な学生と違って、キャラが濃い人が多くて、こういう人たちと知り合えたのも収穫の一つ。

 

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ついに行ってきました。

ところで、ボスキャリ行きを決めた理由の一つに「③ボストンに行く理由がほしい」と書いたけど、それは何でしょう?

それはもちろん、冒頭のラーメン!!!!

いやー、行ってきました二郎系。

 

pennguin.hateblo.jp

 前に二郎食べたいと言ってたけど、探したところボストンにインスパイアがあったんですね。その名もYume Wo Katare

www.yumewokatare.com

京都にあるお店の支店ということ。

いや、あのね、マーーーージでうまかったです。ほんと。限りなく二郎に近い。あの変な汗が大量に出る感じ。あの肉、ニンニク、濃いスープ。

 

……すでに恋しい…。フィラデルフィアにあったらまじで週5で通うと思う。

 

ボストンに行った際はぜひ。

 

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観光など

時間がなくて観光はあまりできなかったけど、3年ぶりにボストンの街を歩いて、当時の記憶が徐々に戻ってきて、まるで記憶喪失が治っていくような?なんともいえない感覚を味わって。

美術館で印象派を見て、

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それにしても、モネとかカサットとかサージェントとか、まじでここの印象派コレクションはすごい…。

 

それからハーバードロースクールを見学して

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おしゃれなノースエンドを歩いて、クインシーマーケットで一足早いクリスマスムードになって(一人でだけど…)

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それからロブスターも食べて、とまぁまぁ楽しめました(というか、なんだかんだ堪能してる?笑)。

ボストンはほんと都会ですよねぇ。フィラデルフィアとどうしてこんなに差がついた!?!?やっぱ港町だからかな…。都会と古都が共存して品があって。また来たいもんです。

 

 

Rocky Run 10Kに出場する

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今日11月14日、フィリーで行われたRocky Runというマラソン大会に参加してきた。

 

www.rockybalboarun.com

映画ロッキーにちなんで、ロッキーステップのある美術館前から走るレース。5キロと10キロがあるが、僕は10キロに参加した。

参加を決めたのが1週間前と遅く、おまけにそれから風邪にかかって練習できず、前日に軽く走ってその疲れを残したままレースに臨むという最悪の状況だったが笑、なんとか歩かずに完走を果たした。タイムは悪いですが、一応1時間を切ったくらい。

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写真にはあまり写ってないが、ロッキーのコスプレをした参加者もチラホラ(ただ、あのロッキーの上下スウェット姿で走るのは見てて相当キツそうだった…)。

 

完走者全員には、メダルが配られる。

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ずっしり重くて結構立派!!嬉しい。

 

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ロッキー像は写真撮影で長蛇の列。ということで諦め、近くのパネルで写真を撮った。

 

実は、こういう市民マラソン大会みたいのに出るのは人生で初めて。

僕は小学校の時は友達と駅伝(一人2.3キロ)に出てたりしてたが、当時から長距離は苦手で中学のマラソン大会とかは嫌で仕方なかった。サッカー部ではクーパー走といって12分で一周200メートルの校庭を何周走れるか競うやつをよくやっていた。早い人だと16周とかできるが、僕は良くて13周くらい。つくづく体力のない男だった。

で、なのになんで今回こんなのに参加したかというと、一つは村上春樹の影響ですね。彼はマラソンが趣味で、それについて文章を書いてる他、アメリカの多くの大会に出ている。

それから近年のマラソンブーム。「できる男は走る」なんて記事もよく目にする。

そして、アメリカは本当に走ってる人を多く見かける。健康意識が高いし、みんな日常的に運動してるイメージ。僕もこっちに来てから比較的に運動するようになった。

そんなわけで色々と影響されてのマラソン大会でした。マラソンって孤独なスポーツだと思ってたけど、こうやって大勢の人と走るのは楽しい。いつかフルマラソンにも出たいと思う。

 

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なお、パリのテロには本当に心を痛めています。何の罪の無い人の日常が一瞬にして失われる、こんな怖いことは無いと思う。

FBの安否確認機能は非常に便利だと思いましたが、FBのフランス国旗アイコンの推奨、各国のランドマークの三色旗の点灯などに対して、「ベイルートやシリアの時は何もしないのに」という批判もあり、考えさせられます。ただ、日本も世界の潮流に合わせてライトアップはすべきだったと思いますが…(こういうところ、日本は遅いというか鈍感というか…。慎重を期したのだろうが、被害地に対して哀悼の意を示すのは、たとえそれがパフォーマンスにしか見えなくても、取る立場を置いておいても、必要だと思うのです)。

現状、世界は欧米・キリスト教中心主義で動いていて、アメリカやそれに包摂されてると言える日本からすれば、より身近な(多くの人が訪れた経験があり、友人も多いなど)フランスに対してより共感を示すのはある意味当然のことと思う。僕自身、パリに行ったこともあり、友達も住んでいるため、衝撃は大きい。一面では仕方ない。

 

その一方で、やはり、「糾弾されるべきなのはあくまでテロ」であって、イスラム教では決してなく、シリア空爆などを手放しで称賛してはいけないことは心に留めるべきだな、と思いました。

被害に遭われた方々のご冥福をお祈りいたします。

日本よ、これが「本場」アメリカのハロウィーンだ

だいぶ旬を過ぎたが、「本場」アメリカのハロウィーンについてのレポを書きたい。

31日夕方の段階では日本のハロウィンは終わっており、twitterやFBは友人や知らない人たちのコスプレ写真で溢れていた。

ちなみに、僕のロースクールの友人はみんなで五郎丸をやり(僕は日本の事情に疎くて写真を見るまで五郎丸って誰?という感じだった)、アッコにおまかせでその写真が取り上げられたとのことだ。

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やはり旬のコスプレは話題性が高い。

 

そして、去年もあったが、ハロウィン批判である。

  • 「ゴミを散らかすな」←わかる
  • 「単純に迷惑」←わかる…が、まぁ特別な日くらいいいのでは?
  • 「本場アメリカはこうじゃない!ハロウィンは子供のためのイベント!!」←ほんとか?

ということで、本場のハロウィーンがいかなるものかを検証してきた。

先日、泊まっていたユースホステルでPhiladelphia Haunted Tourというのに参加したのだが(オールドシティ近くのいわくつきの家や墓地を回るツアー)、その時のガイドが、「アメリカの伝統的ハロウィーンを味わいたいなら、6時〜9時くらいにここらへんに来るといいよ」と言ったので、それに従った。

だいたい2nd Spruceとかそのあたり。いかにもNice Neighborhoodといった住宅街

 

ユースで仲良くなったエジプト人医師とともに出陣。

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飾り付けられた家

 

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子供達。なんというか、想像通りのハロウィーン

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 (ブレブレですみません)

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その名もAmerican Street

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兄弟。写真を撮らせてもらった。

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 ふむ。ここまでは想像通りのトラディショナルなアメリカのハロウィーンである。

 

 

それから、先輩にもらったぺんぎんの衣装をきて、押す銀ことピアノ弾きの少女とともに、街の中心部の方へ。

 

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2nd Street交差点

 

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リッテンハウス近くのクラブ前

 

 

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街の中心を南北に貫くBroad Street付近

 

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コンビニ

 

 

 

………

 

 

…………

 

日本と一緒じゃん?????

 

いやむしろ、日本の下位互換?????

 

東京と比べるならNYじゃないとダメだと思うが、少なくともフィリーは東京の下位互換という感じだ…。勢いが足りない…

フィラデルフィアンが六本木か渋谷のハロウィンに行ったら、「なんだこれ…楽しすぎる…」となることを請け合いなのではないだろうか。

 

知り合ったアメリカ人が「大人は子供を連れてTrick or Treatやって、子供を寝かしつけたらパーティに行くのさ」と行ってたが、どうやらそれが正しいようだ。子供がいる場合は近所のお祭り的な感じで集まるが、結局大人は家で飲み会をしている。

そして、子供のいない若者にとってはあくまで仮装イベントである。向かう先はクラブだ。

 

ただ、日本と違うのは、純粋に人口的な問題だと思うけど、街に人が溢れかえるということにはならないということ。そういう意味では、迷惑さはだいぶ小さいのは事実。

 

というわけで、「本場アメリカはこんなんじゃない!」という批判はまったく当たらないな、と思うわけでした。来年の日本のハロウィンが早くも楽しみである。

MPRE受験体験記

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さて、昨日はMPREを受験してきました。いやぁ、しんどかったです……。

今後受験する人のためにも、当日の様子を記しておきます

集合時刻(Reporting Time)は8:30。Reporting Timeとはどこかで聞いた言葉だ、TOEFLですね。No Late Arrival Permittedと書いてあったが、まぁ多少遅れても平気だろうと思っていたら案の定寝坊。8時頃家を出る。

持ち物の規約が恐ろしく厳しく、バッグなどは一切持ち込み禁止。許されているのは1ガロンまでのジップロックのみ。その中に

①写真を貼った受験票

②ID(パスポート)

③鉛筆と消しゴム

と財布を入れていく。特に電子機器にはうるさいので、携帯は家に置いていく。

僕は上のものに加え、電車で勉強したかったので、バーブリのレジュメも持ってった(ただ、一応注意されると嫌なので会場に着く前に捨てた)。それと、グーグルマップを印刷したものも。携帯で見れないですからね。地図を印刷して持参するなど、何年ぶりだっただろうか…。

Market Line、Broad Lineと乗り継いで、8時半過ぎに試験会場であるテンプル大学の最寄駅に到着。すると同じようにジップロックを持ってる受験生と会って、一緒に会場まで行くことに。彼女は昨年テンプルLLMにいたベラルーシの人だったが、「ロースクールとは全然違うところにあるから場所わかんないの」と言っていた。僕に会わなかったらどうするつもりだったのだろうか…。

会場に到着した時にはすでに9時近かったと思うが、教室の前に列ができていた。さすがアメリカ、皆遅刻する笑。ともかく試験を受けれて一安心…。

 

教室に入る時、先日法律事務所で行われたPhiladelphia Bar Associationのレセプションで知り合ったテンプルLLMの日本人の方とばったりお会いする。そしてそのまま偶然試験の席も隣だった。

試験監督はかなり厳しく、その日本人の方がホワイトボードを見るべくちょっと立ち上がると、"Sit down"の一言。そのあと彼がフォームの記入について僕に話しかけてきたので少し話したら、僕に向かって"No chating. This is the last warning"と強い口調で言われた。いや僕話しかけられただけでとばっちりだししかも一回目の注意でlastって……と心外だったけど、口答えすると冗談じゃなく退場させられそうだったのでじっと我慢。

そして、たまげたのが試験の席。教室に入る時利き腕を訊かれ、「なんでそんなこと聞くの?隣の人と肘が当たらないように?」と思ったが、席に行くとその理由が判明した。講堂とかによくある、引き出すタイプの簡易机なのだ。めちゃくちゃ狭い。問題用紙を回答用紙を一緒に置けない。これには参った。おまけに机が低く近いので、腰が痛くなる。

なお、これは試験会場によってはだいぶ違うみたいです。当たり外れがありますね…。

 

 

さて、肝心の試験ですが……、いやはや、正直手応えはあまりなく……。120分間、猛スピードで大量の英文を読んで頭が溶けるかと思った。

規定で内容について書くことはできませんが、やはりバーブリのテキストとは多少傾向が違ったように思います。問題文は短いけど、より悩む選択肢が多かった。自信を持って答えられた問題はかなり少なかったと思います。

時間はやはり厳しく…、って、センター試験の国語と同じように時間が少ないことは初めからわかっているのだから理由にはならないのですが、ともかく厳しく、結果的に「選択肢だけ読んで回答する」というのを結構やってしまった。しかしというか、それだけで分かる問題もやはり多く、一応は60問全てを解ききることができました。

かなり勉強した人でもあまり感触は良くなかったようで、そうですね……、受かったどうかは微妙なラインだと思います。

もっと対策でできることはあったけども、あの問題の感じを見ると、対策をかなりしたとしても確実に合格するのは結構難しいかも、と思いました。まぁただ、別に全問正解が求められているわけではないので、そこそこできていればいいのでしょうけども。

 

ちなみに僕のした対策は、

①テキストのサンプルテスト1を解く

バーブリの講義に出席

③テキストの簡易レジュメを読む

④テキストのレビュー問題を解く

⑤テキストのサンプルテスト2を解く(適宜、テキストのレジュメを読む)

⑥最後に、今まで間違った問題とバーブリの講義レジュメを復習

という感じです。サンプルテストを4つ全てできなかったのが残念なところですね。テキストも通読はできませんでした。

基本的には、論点は決まっているので、「問題を解く→間違った部分をテキストなどで確認」という勉強法が効率的だとは思います。テキストをベタ読みしても頭に入らないです。

まぁ、仮に落ちていたら不合格体験記ということで。

 

試験後、隣の日本人の人にテンプルのロースクールを案内してもらい、その後学食に連れてってもらう。学食がペンより全然安くて驚いた。金持ち向け私立と州立大の違いを見た…。学生もよりイケイケなのが多かった気がする。

テンプルは広いですね。ただ周りはすぐ住宅地で、そこまでいい環境ではないなと。帰りにシティホールまでバスで帰ったけど、あのへんの景色のさびれた感じはたまらない。

 

さて、ファイナルまでそろそろ1ヶ月。こっちの勉強も開始しなければな…その前に家を探さなきゃなんですけどね笑。

 

MPRE受験を控えて

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さて、明日はMPREの試験である。

MPREとはMultistate Professional Responsibility Examinationの略で、日本語だと「全州統一法曹倫理試験」ということになる。

アメリカの司法試験受験には、ウォーターゲート事件を理由?にして法曹倫理の単位取得が必須となっている。そして、MPRE合格は弁護士登録の必須要件となっている。MPREは年に3回(3月、7月、11月)あり、また必ずしも司法試験受験までに受ける必要はなく、司法試験合格から3年以内に合格すればよいことになっている。

そんなわけで、次回の3月とか司法試験後とかに受ける人もちらほらいるが、万一落ちたことを考えて、そして厄介ごとは早めに終わらせてしまおうという考えで、多くのロースクール生がこの11月の試験を受ける。僕もそうした。

 

さて……、試験は60問の択一問題を120分で解くというもの。

内容は基本的な弁護士・裁判官などの倫理(例:利益相反、弁護士秘匿特権、秘密保持義務など)を問うもの。弁護士秘匿特権などアメリカ独自の分野もあり多少混乱はするが、ある程度常識で解けるし、日本の法曹倫理と共通点も多いし、そこまで難しくはない。ノー勉でも合格点に近い点数は取れる。

しかし、一つ一つの問題文が以上に長く(きちんとした事例問題になっている)、1問2分という時間制限は非ネイティブにとってはなかなかしんどい。きちんと問題文を読んで理解してやっとスタート地点なわけだが、そこまでで既に疲れる笑。

ただ、チラッと見た他のブログにも書いてある通り、論点は決まっているので、選択肢だけを見れば答えが確定する問題もたまにある(この選択肢は答えとしての理由には絶対になりえない、など)。

なので、選択肢を先に見て、そこで答えがわかれば次に行く、わからない系の問題ならば問題文をきちんと読む、という方法を取っている。選択肢を先に見るのは試験における解答方法の基本ですね。TOEFLもそうですけど。

 

ぺんぎんは先日のGlobal Forumのペーパー(国際法なので、竹島問題をテーマに領土問題の解決策について書いた)に時間を取られ、多少勉強開始が遅れたが、まぁそこそこ対策はできたと思う。

……難しくはない試験だが、「受かって当たり前」な空気が怖い。落ちたらまた3月に受ければいいので肩の力を抜きたいが、やはり是非一発で受かりたいものです。

試験会場は街の北側にあるテンプル大学。初めて行くので終わったらフラフラしてこようと思う。

受験体験記、勉強方法などについては改めて書きたいと思います。

 

Back to the Futureリバイバル上映に行く

だいぶ今更感があるが、先日2015年11月21日は特別な日だった。映画バックトゥザフューチャーパート2でマーティとドクがいく未来の世界だ。

 

 

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この映画はかなりお気に入りの一つ。小学生のときにハマり、友達と何度も繰り返し見ていた。サントラを買って毎日聴いていた。

そして、うちの小学校はクラスごとにみんなで吹奏楽をやる文化があったのだが、パート3のテーマ曲を演奏した。

ちなみに僕は小学校4年からずっとパーカッションに凝っていて、鉄琴やらドラムやらティンバレスやらやっており、この曲ではティンパニーだった。今考えてみるとものすごく重要な役割だ。当時は、「足が無い分ドラムより簡単だな」などとほざいていた記憶がある。

卒業文集でもこの映画をテーマにしたページを作ったり、とにかく小学校の思い出を語る上では欠かせない映画となっている。

 

せっかくアメリカにいるしこれを祝うイベントは無いのかなと探していると、映画館でパート1から3まで一気に上映するというイベントがあった。パート1は映画に描かれた未来である16時29分から始まる。

ちなみに映画の舞台はカリフォルニアで、東海岸とは3時間の時差なので、19:29から始めるべきかなという気もした。が、まぁパート2は19:00から始まったので、だいたいいいということになるだろう。

 

僕はそこそこ忙しかったのもあり、パート2だけ見ることにした。f:id:pennguin:20151101030245j:plain何年ぶりに見ただろう。見るのは何回目だろう。

でもまったく色褪せ無い。本当に面白かった。とても30年前の映画とは思えない。本当に好きな物・いい物は何度体験してもいい物なんだなと思った。音楽で言えばoasisだ。10年間聴き続けてもまったく飽き無い。

Flyring Carは無いにしても、テレビ電話とか、3Dとか、かなりの部分で現実世界との一致がある。人間てすごいなぁ、などと月並みながら思った。

映画が始まる時と終わる時の拍手、タイムスリップした時にだれかが "This is Today!!"と言ってみんなでHuuuuuu!!!!!!!という感じ。こういう一体感も映画館ならではだ。今はなきコマ劇で新劇場版エヴァを見た時を思い出した笑

 

本場アメリカでこの波に乗れて楽しかった。しかし、こうして色々な楽しみが減っていくのかなぁという悲しみもある。その分楽しいことも増えるといいですな。

最近思うこと

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アメリカ人と話してて明らかに日本と違うな、と思うのは、色々あるけど、やっぱりあの底知れぬポジティブさだろう。なんというか、薬でもキメてんじゃないか、というような溢れる自信と確信と楽観性がある。そんな人が多い。

そんなアメリカ人的自信を身に付けたいな、と再びアメリカに来たが、正直、毎日毎日自信を失う日々。本当に、「自分はこんなとこにいていいのだろうか。この学校にいる資格はあるのだろうか」ということを思う。

 

とりわけ英語力の面では全くもって基準に達していない。会話は相変わらず拙いし、授業も全て聞き取れるわけではない。一体何をしているんだろう、と嫌になる。

前回の留学のときは、「英語上手くなってやるぞ」、という前向きな気持ちに溢れていた。これから何かを征服していこうという意欲にあふれていた。でも今は、ある程度自分の天井が見えているのかもしれない。英語力に進歩を感じなくなってきた。停滞だ。

でもそれは一方で、自分がきちんと英語を勉強していないから、というのが理由の一つ。「自分は法律を学びに来たんだ」という意識があるから、なかなかそっちに意欲が向かない。何冊か単語帳とかは持ってきたが、なかなか開く機会がない。

仮に自分に十分な英語力があれば、そういうスタンスでいいんだろう。むしろ英語の勉強なんてしないで法律の勉強をするのが真っ当な法学生だ。でもそうじゃない。

あるいは、自分が「英語を学びに来ている」のなら、英語が下手で当然だし、これから勉強していけばいいことだ。でも僕は大学院生なのだ。専門分野を勉強しに来ている。それなのに英語で悩んでいるなんて本当にバカみたい。正直自分が恥ずかしい。

そういうわけで、その理想と現実とのギャップに挟まれているな、というのが今のモヤモヤした気持ち。

 

「将来的にアメリカでロイヤーとして働けたらな」という希望は儚いながらも持っていたが、今はまぁ不可能だと思う。考えてみれば当然なんだけど、ロイヤーって言葉を扱う仕事なんだよね。クライアントから聴き取りして、それを書面にして、リサーチして、メモを作って、、法廷に出るなら尋問して…。芸術分野や理系分野と違って、言葉が命。「証人の言ってることが聞き取れなくて異議出せませんでした」じゃ話にならないじゃないですか。

そんなわけで、正直、自分なんかより、そこらへん歩いてるアメリカ人の方が100倍役立つだろうな、と思ってしまう。少なくとも彼らはクライアントの言う事を理解できますからね。テクニカルタームや理屈がわからないのなら、そんなのは後で専門書に当たれば解決出来る。彼らのその語学力に比べたら、はたして僕が身につけてきた法的思考力とかそういうのはどれくらい役に立つんだろうかと。

確かにここに来れるだけのTOEFLスコアは取った。そういう意味ではいる資格は形式的にはあるんだろう。しかし、実際のところ全然足りていない。TOEFLの勉強が無駄だったとは言わない(ものすごく役に立っている)が、圧倒的に能力が不足している。単語力も文法力も足りてない。自分が英語を話すたびに情けなくなってくる。これが自分が夢見ていた学校の学生の言語力なんだろうか、と思う。理想に自分が追いつかない。

 

英語のことばかり話してきたけど、他にも、会話のうまさとか、教養の深さとか、頭の回転力とか、集中力とか、そういう色々なものが足りてないな、とクラスメイトと話していて思う。LLMにしたって、他国のロイヤーは経験値があるし、一方で中国とかの若手は頭が切れるトップのトップが来ているという感じだ。

じゃあお前だってその若手のトップのほうなんじゃないか、そう言われると、「そのはずなんですけど」となる。少なくとも自分にはそんな自信はない。結局経験もなければ自頭も無いどうしようもないやつだなということに落ち着く。

この前話してたのだが、タイとかそういう明らかに物価が安い国から来ている人は、どう考えてもエリート中のエリートなのだ。どうやってこのバカ高い学費を払うのか。親か法律事務所か国かわからないが、ともかくそれに見合うだけのエリートなのだ。失礼な話だが、自分がタイとかを旅行してた時、この中からアメリカのトップレベルの大学院に進学するような人がいるなんて想像すらできなかった。当然だけど、そういう国からは上澄みの上澄みのスーパーマン(ウーマン)みたいな奴が来ているんだろうなと。

 

それでも、僕は仮にも早稲田に選んでもらってこうしてこの学校に来れているわけで、それに自信と責任を持たなきゃならない。ということを、さっきユースホステルで知り合ったアメリカ人にも説教されてしまった。

この留学での目標……、いろいろあるけれども、一番に掲げているのは「自信」と「(肉体的・精神的)強さ」。前に友達が選挙の時みんなの一言ビデオメッセージを取った時も、"Confidence and Strength"と言った。

自信を持ちたい。アメリカ人にも、どこの国のどんな奴に対しても、物怖じず自分の意見を堂々と言い切れる自信。劣等感を感じず、自尊心を持って対等に接することのできる自信。

 

 

この文章を読んでも、「言い訳するな」、「通えてるだけでありがたいと思え」、「行きたくても行けない人がいる」という感想を持たれるだろうし、「そんなに自信が無いならやめちまえ」という厳しい言葉も飛んできそうだ。もっともである。

そういうのは了解した上で、そして全て単なる自分の中の負の感情を一方的に垂れ流しているだけであることを了解した上で、それでもなお自分のリアルな感情を吐露することにも価値があるだろうと考えて、文章にした次第です。

LLM Halloween Party

明日31日はハロウィーンですが…

それに先立ち、昨日はLLMでハロウィーンパーティ。

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ちなみに、どうでもいいけど、Halloweenの日本語表記はウィを伸ばすかどうかで揺れてる模様。

個人的には、アメリカのを指すときは発音にのっとり「ハロウィーン」、日本のものを指すときは慣用的な「ハロウィン」にしていてる。面倒臭い性格である…。

 

 

さて、問題は仮装をどうするか。

最初は日本らしく忍者とか武士とかを考え、しかしそれだと少しアグレッシブさに欠けるのでアニメのコスプレはどうかと考えたが、知らない相手にはなんとも言えない。じゃあやっぱアメリカ的なのかなーと考えてるとパーティが目前に迫りアマゾンは使用不能に。「アメリカで最初のハロウィーンだから」との気合が空回りしだして自分の計画性の無さを嘆く。

結局街で一番のコスチュームショップで色々試着してこれに決定。

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アリス。日本の女子大生とかが定番でやるやつである。ちゃんと友達に頼んで化粧もしてる。

てか、男の場合コスチュームで人気を博すには圧倒的イケメンかネタかに分かれるわけだが、僕の場合前者は不可能。後者では工作が得意なら色々方法はあるが、僕はクリエイティビティがない。そこで女装、という安易な発想である。

別に女装癖があるわけではないが、高校の修学旅行の劇のとき女装をして舞台に立ったら客席から「かわいーーー!!♡細いー♡」との黄色い声が溢れ、

「なにこれ気持ちいい…」

と思ったことはある。そしてサークルの追いコンと去年の六本木でのハロウィンはJKのコスプレをして臨んだ。「キモい」なり「かわいい」なり結構女装はウケがいい。わりと癖にはなる。

 

今回も会場に入るなり、

"OMG!!!"

"Are you really ◯◯(名前)?"

"Gosh, you're so cute"

"You're the cutiest girl I've ever seen"

"You're the best tonight"

などなど、思った以上に盛況だった。写真も大量に求められた。こんなに人から求められることはそうないので、悪くない。女装やコスプレにハマる人の気持ちもよく分かる。

男女別にコスプレ一番を決める大会があり、「あなたに投票するよ!」とやたら言われたのでこれはいけるんじゃないか…と少し期待してた。が、蓋を開けてみればチャンピオンにはなれず。男はクマの格好をしたフランス人、女は口裂け女的なメイクをしたポーランド人が勝者となった。

 

ただ、「投票しておいたよ!女子の方にね」と何人かに言われたので、僕の票は分散したから負けたのでは、という気がしている。

 

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それはそうと、日本はともかくアメリカで女装ってポリティカルコレクトネス的に大丈夫なのかな??という疑問は頭をよぎる。「LGBTをバカにしてる」とかあるのかな?

個人的にはLGBTを風刺しているわけではなく「女性キャラになる」だけなので問題はないかと思っている。が、より厳しい人には不快に思ったかも。そうだとしたら申し訳ないところである。

 

あと、よく「日本人はハロウィーンを履き違えてる。ただ馬鹿騒ぎしてるだけだ」とよく聞くが、アメリカも同じじゃん?と思う。年配者はともかく、若い人の中でケルト人の祭りという宗教的・歴史的意義を感じてこのイベントに臨んでいる人は多くないのではないか。

あくまで子供達のためのイベント、というのはあるかもしれないが、カボチャを彫ったり、仮装してパーティしたりと普通に友達同士で楽しむイベント。日本と違って、もっと街全体で長い時間をかけて盛り上げていくイベントではあるけれども。日本は土日の渋谷や六本木だけで盛り上がるだけですからね、今のところ。

そういう意味では、クリスマスのように、今後は日本でもますますハロウィンが人口に膾炙して、10月はずっとそれ関係で街が賑わう、という習慣ができるだろうなと思う。「紅葉を楽しむ」から「ハロウィンを楽しむ」へ。アメリカナイズが進むわけだが、まぁ経済的にはいいんじゃないかな。

自分の中でのハロウィーンは終わった感じがあるが、一応今週末はどういう様子なのか見れたらいいなと思います。