本・小説

アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所(小説)

アメリカにいたとき、昔のファイルを漁ってたら、大学2年生のときに書いた小説が出てきた。 小説を書くとか厨二病の極みの黒歴史と言ったところだが、当時は色々と文献を参考にしながら至極マジメに書いていた。5万字を超えたところで筆が止まっており、未完…

騎士団長殺し。プラハの思い出。資源の入り組んだ仕分け。

先日村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』が発売された。 一応僕は村上春樹のファンである。勉強が忙しいので買うか迷ったが,買わないとかえって気になって困るということで結局発売日に買ってしまった。大学の生協に行くと,一応卒業生だからということもあ…

村上春樹はノーベル文学賞を取れるのか

ノーベル文学賞といえば、ここ数年毎回村上春樹の下馬評が高く、毎年騒がれているのは周知の通り。そしてご存知のようにこれは本屋が勝手にやってる予想にすぎず、ノーベル賞財団の思惑は50年経たなければわからない。 最近では、「また村上春樹がノーベル賞…

『私がマッキンゼーを辞めた理由』(石井てる美)を読んで②

前回の続き全体的にいい本で共感したのですが、しかし、一方で、「この決断はこの人だからできたのではないか」と思うところもあり、必ずしも普遍的に援用できるものではないと思います。その点は注意が必要かと。以下で列挙します。①ホントにお笑いがやりた…

『私がマッキンゼーを辞めた理由』(石井てる美)を読んで①

twitterで仲のいいゆかりのススメで表題の本を読んだのでその感想を。著者の石井てる美さんは、東大→東大院→マッキンゼーと絵に描いたようなエリートコースを進み、海外インターンを複数こなし英語も堪能という超ハイスペック。しかしマッキンゼーに入社して…