ロックが好きなのに洋ロックを聴かずに邦ロックしか聴かない人って何なんだろうか?

今回はちょっと愚痴みたいになってしまうが、ロックが好きなのに洋楽ロックを聴かずに邦ロックしか聴かない人って何なんだろうか?

勿論日本語じゃないと歌詞がわからないから、とか、邦ロックの雰囲気が好きだから、とか、邦ロック好きというコミュニティに入れることが楽しい、と色々あると思うし他人の趣味にいちゃんもんつけるのもどうかと思うが、純粋に疑問である。

なぜならロックとはそもそも英米が発祥であり、たくさんいい音楽が眠っているのだ。あなたが聴いている邦ロックのバンドマンだって、大体が英米のロックを聴いて育ち、それをルーツとして今の音楽を作っている(邦ロックしか聴いてこなかった邦ロックのバンドマンっているのか?)。なぜそのルーツを探りたいと思わないのだろう?

例えば僕も好きでライブもよく行く[ALEXANDROS]なんかは、元々のバンド名だった[Champagne]は我らがOasisのChampagne Supernovaから取っているし、Forever Youngという曲はOasisの”I hope, I think, I know”のパクリとプチ炎上したりもしている。実際にOasis好きを公言しており、サウンド面でもOasisの影響を色濃く感じるのである。アレキサンドロスを聴くのにOasisを聴かないというのは、イタリアン大好き!といってサイゼリアしか行かないようなものだ。それは少し言いすぎか。

邦ロックには洋楽ロックにはない雰囲気があり、サイゼリアにはサイゼリアの良さがあるので、結果としてそれが好きだというのは別にいいのだが、聴きすらしない、興味すら持たないというのはかなりの疑問でしかない。例えばロック聴くのにビートルズ聴かないってどういうことなん?

今ちまたではやりのおしゃれバンド、羊文学なんか、かなりいい雰囲気で僕も好きなのだが、明らかにシューゲイザー(英語で「靴を見つめる人」の意味で、ギターを重ねまくった轟音サウンドを特徴とするジャンル。My Bloody Valentine, Jesus and Mary Chain等のバンドが代表的)の影響を受けている。しかし羊文学をライトに聴いている人たちがマイブラジザメリを聴いているとは思えない。

[ALEXANDROS]も、当初は英語歌詞が多い洋ロックよりのサウンドだったが、最近は日本語化しでJ-POP調の曲が増えてしまった。それはそれでキャッチ―でいいのだが、彼らの主なファン層は若い女性であり、もし彼らが商業的にそれに合わせてしまったのだとしたらかなり残念である。For Freedomみたいなガチガチなロックをもっと聴きたい。

 

日本の若者よ、もっと洋ロックを聴こう。