寮を出る。引越し先は、ユースホステル。ユースホステル生活はなぜ楽しいか。
更新が滞ってました。なんでかというと、パソコンが壊れて修理に出してたのもあるが、引っ越したからである。
どこに引っ越したか?
ユースホステルです。それもドミトリー笑
(ベッドの周りに大量の荷物。他の皆さんごめんね…)
実は元々寮(International House Philadelphia)は仮住まいで、2ヶ月で出る予定だった。しかし生来の面倒くさがりから家探しをせず、ダラダラと3ヶ月いてしまった。
まだ家決まってないしまた契約更新するか…と思っていたのだが、ちょっと色々事情があり、先週の月曜日に寮を出ることにした。ちなみに、契約期限は翌火曜日。一日で荷物をまとめて、火曜には寮を出た。我ならよく頑張ったと思う…。
まぁ留学なので荷物は少ないとはいえ、もらいものとか色々ありましたからね。服もだいぶ買ったし、本も増えた。しかしなんとかタクシー2回で全て運び出すことに成功。
そして、街の東側、オールドシティのユースホステルに住み着く。
ここの滞在期限はマックス14日間なので14日間宿泊することに。明日で居着いて1週間。ここの主みたいな感じになっている…。
さて、大学院生にもなって家がなくてユースホステルに住んでるなんてバカみたいなんだけど、意外にというか、楽しんでる。
楽しい理由
- 自分がバックパッカーをやっていてユースホステルに慣れている。そして、ユースにいると、そういう色々楽しかった旅行の思い出とかが蘇ってくる
- 今までのユニバーシティシティとオールドシティでは家の周りの雰囲気が全然違う。こっちは観光地&飲屋街なので、周りが賑やか
- なんというか、ユースにいることで、3年ぶりに「旅人」的な感覚でフィラデルフィアを楽しめている。新鮮な感覚
- 学校の友達とかが全然いない環境で、誰かに会う心配がなく、気楽。心地のいい孤独感
- ユースは変な奴がいても去っていく。友達作りも気楽
- 近くの路上でピアノを弾いてる少女と仲良くなり、毎日立ち話したり一緒に歌を歌ったりしている。
- 久々の電車通学で社会性を取り戻した感じがする
5.は結構重要。村上春樹のダンスダンスダンスでユミヨシさんが、「ホテルはいろんな人が来て去っていくから好き」と言っていたが、よくわかる。
最近はシェアハウスが流行っていてそういう生活に憧れている人は多い。しかし実際は、人と住むのはストレスが大きい。ソリが合わない奴と暮らすのは苦痛でしかない。
かと言って、一人で住むのは寂しい。結局SNSとか使っちゃう。
その点、ユースとかホテルとかは、人と一緒に住むわけだが、そいつらはいずれ去っていく。自分もいずれここを離れる。だから、仮に嫌な奴がいても数日の辛抱。逆に、気があう奴がいたら、別れるのは悲しいだろうけど、その数日間をより濃いものにできる。なんか、こういうのって気楽でいいよなぁと思った。
7.についてだが、やはり電車に乗ると「自分は社会に包摂されている」という感じがする。これも続けば苦痛なんだろうけど、しばらく徒歩通学だった自分は心地よさを覚える。
なんだか、日本にいた時は郊外から大学に通うのが嫌でわざわざ大学の近くに住んでいたというのに、贅沢なものである。
ただ、日本のときと違うのは一つは時間。日本では45分くらい乗らなきゃいけなかったし、乗り換えもあった。今は乗り換えなし一本でたったの8分。
もう一つは、乗車率。東京のラッシュアワーだと乗車率は200パーセントとかになったりするが、こっちは混んでも100パーセントくらい。というか、100パーセントすらこっちでは新鮮で(電車が混むということはほぼありえない)、「一応ラッシュアワーは存在するんだなぁ」、などと思ったりした。
しかも、海外で電車に乗ると現地の人の様子が観察できたりして楽しいのである。やっぱり電車通学っていいな。
寮については、全然書いてなかったので改めて書きたいと思います。
3ヶ月と短かったですが、ありがとう寮よ。