ここがしんどい集合修習②ー生活編

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和光市駅近くにある二郎系、通称ジャンガレ。結構うまいし店員さんも親切。もう一つの二郎系である豚レンジャーはあまり美味しくないのでオススメしない)

 

前回の記事では集合修習の内容自体にフォーカスしましたが、今回は1ヶ月半の寮生活について書きたいと思います。

 

ここがしんどい1 寮の部屋が最悪

導入のときはキャパの関係で断念し、今回満を持して入寮したいずみ寮であるが……、とにかく環境が悪い

・狭い

・ユニットバスが最悪すぎる

・排水口がすぐ詰まる

・汚い、空気が悪い(我慢できず実家から空気清浄機を持ってきた)

・殺風景で監獄のよう

自慢みたいになるようですが、ぺんぎんは大阪では新築マンションの15階に住んでおり、まぁ1Kの8畳と広さはそこそこなものの良い暮らしをしておりました。そんな自分にとって寮の部屋はしんどすぎました…。

シェアハウスのときは部屋すらなかったのでその時よりはかなりいいはずなんですが、やはり一度生活のクオリティを上げるとそれ以上下げることはできないみたいですね?

 

ここがしんどい2 みんないるようで、かえって疲れるし孤独を感じる

寮には修習生約700人が住んでいるわけで、よくいえば友達がたくさんいていつでも会える環境にいるわけです。しかし、逆に言うと誰とも会えないというか、色々なコミュニティもあったりで、ソーシャルライフはとにかく疲れました。

まぁそもそも集合修習はみっちり勉強をする期間なわけですが、二回試験直前のB班と違って、A班はしばし集まっての合宿みたいな雰囲気で、どちらかといえば飲もうぜ!という雰囲気があります。

別にそんな雰囲気放っておけばいいのですが、どちらかというと繊細な性格のぺんぎんは、例えば何の予定もないとソワソワしたりしてしまうわけです。

もちろん一緒に和光市駅のほうに飲みに行ったり、寮の談話室で飲んだりゲームをしたり、とそういうこと自体はすごく楽しかったんですが、、、僕は大阪では毎日飲み歩いていたんですけど、集合のときは本当に気分が落ち込んで飲むのも面倒やなぁみたいな感じになってしまってました。

 

ここがしんどい3 寮があるところが田舎すぎる

和光市駅東武東上線の準急に乗れば池袋までわずか14分であり、副都心線有楽町線も通っているため交通の便が悪いというわけでもないです。が、なによりそこから寮までは2キロも離れており、徒歩では20分以上かかります。バスに乗らなければならないため都心への体感の遠さはなかなかのものがあります。

何より僕は大阪では大阪地裁から徒歩2分、つまり梅田へも歩いて15分という大都会に住んでたので、それとのギャップのせいもあるかもしれません。ほんと、大阪だと梅田へは歩いてすぐだし、ミナミも淀屋橋から電車に乗ればすぐ出し、便利さが尋常じゃなかったんですよね。

僕は東京の果ての生まれですが、周りが騒がしくないと寂しくなるたちなので、田舎暮らしはそれだけでしんどかったです。

  

ここがしんどい4 寮の周りが何もない。食生活も最悪

3にも通じるんですが、寮の周りが本当に何もないです。一番近いコンビニさえも、樹林公園を抜けて歩いていかなければならず、フラッと行く感じではないです。

食事に関しても、とんでんも微妙に遠い場所にあるし(しかも高い)、ファーナウというレストランも値段が高いし、飲み屋的なものもありません。まともなものを食べるには駅まで出なければならず、面倒です。

食堂は味はそんなに悪くないですが、殺風景であまり食欲が湧く感じではありません。

昼は松屋の牛丼と弁当の購買があります。弁当はおそろしくまずい。牛丼は美味しいですが、野菜もついていないので毎日これでは栄養的には問題です。ファミマに行くしかありません。

自炊はといえば、キッチンが無いので難しい。IHとかを持ち込んでいる人もいましたが(これはルール的にはどうだったかな?)、シンクとかは部屋になく、給湯室まで行かなければいけないことを考えるとかなり面倒です。

大阪地裁と大阪地検、それから僕の弁護修習先の大阪駅前ビル周辺の食環境は最高だったので、それと比較するとショックは大きいです。

寮の周りは巨大な樹林公園と幹線道路。延々と広がる団地。各種国の施設。ものすごく殺風景で寂しいです。 何というか土地に全く魅力を感じません。いるだけで元気がなくなってきます。

寮は近くて通勤という観点では申し分ないんですけど、やっぱり生活環境と昼の時間の環境が近すぎるのも考えものです。土日に寮にいても全然気分が晴れない。かと言って街に出るのも面倒くさい。

 

 

実務修習は、修習自体も充実しているし大阪での暮らしも素晴らしく毎日楽しかったんですが、集合修習は勉強はしんどいし寮生活はしんどいし、でとにかく辛い1ヶ月半だったなぁという感じです。

それでも、班が違って大阪ではそんなに話せなかったクラスの友達と仲良くなったり、和光のお店を開拓してみたり、寮の談話室でゲームをしたり、東京の友達と久々に会ったり、楽しいことも多かったです。なんだろうか、大阪へのホームシックが強すぎたのかな??

東京の実家が全く好きではないこともあり大阪来てから東京へのホームシックはほぼゼロでしたが、大阪来てからたくさん友達ができたりマンションも気に入ってたりで、地元でもないのに大阪へのホームシックがものすごかったのです。これは本格的に東京に戻るときは寂しくなるだろうなぁ。