米国F1ビザ面接内容と当日の流れ

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ということで、昨日22日、無事ビザ面接がおわり、ビザが発給されました\(^o^)/

せっかくなので当日の流れを体験記的に書いておこうと思います。

*なお、以下の様子は2015年4月現在のことであり、手続や持ち込み可能品については変更があり得ます。米国大使館サイト(https://jp.usembassy.gov/ja/)などで確認されることをお勧めします。

1 到着まで
まず、初っぱなから寝坊をやらかす笑。前日なかなか寝付けなかったもので…
面接予約時間は9時半だったのですが9時頃起きました。大使館最寄りの溜池山王までは電車で20分くらい、徒歩の時間も入れると間に合いません。

しかし焦る必要はないです。この予約時間はあくまで「だいたいこのくらいの時間に大使館に到着してください」という目安にすぎません(ちょうどTOEFLのリポーティングタイムのようなもの)。
大使館のサイトには一応この15分前に来るように、と記載されてますが、まぁ大丈夫です。
あと、「予約時間から30分経った場合はお断りすることもある」と書いてありますが、そのへんもわりとルーズなので、諦めず行きましょう。


2 持ち込み禁止品は確認しとくべきだった
溜池山王駅のコインロッカーにパソコンや充電コードを入れ、10時くらいに大使館着。
すると、手荷物検査のところで以下のことを言われる。

・USBは持ち込み禁止。預かりもしない。
・バッグが大きすぎる(ジャンスポのリュック)

まじか…。USBは置いてくるのを忘れてヤバいかなと思ったんですが、バッグのことも言われるとは。時間と違ってこっちはかなり厳格です。
仕方なくまた駅に戻ってこいつらをコインロッカーに入れてきました。

なんか、よく読んでなかったのですが最近大使館への持ち込みが厳しくなったようですね。詳細は以下をご覧下さい。


館内持込み制限についてのお知らせ (2014年5月22日)
2014年6月2日より、ビザ申請者の大使館への持込不可品をお預かりすることはできません。大使館内に手荷物等を保管する場所はありませんので、所持品の保管については各自来館前にご準備の程お願いします。持込み不可品を持参された場合、入館することができないため新たな面接予約が必要となります。ご注意ください。

大使館への持込み可能品目:

携帯電話1台(セキュリティゲートで預ける必要あり)
手持ち可能なバッグ1点 (25cm×25cm以下)
ビザ申請関連書類が入った透明なクリアフォルダー
傘、ただし荷物検査前にセキュリティゲートの外の傘たてに置くこと
下記は大使館への持込み不可品目です:

ノートパソコン、iPadUSBメモリ、電子手帳、スマートウォッチ、ポケベル、カメラ、オーディオ/ビデオカセット、コンパクトディスク、MP3、フロッピーディスク、ポータブル音楽プレーヤーなどの電子機器
旅行かばん、トランク、スーツケース
その他バッグ全般(リュックサック、ブリーフケース、皮製・布製バッグ等)
大型ショルダーバッグ
食品全般
葉巻、煙草、ライター、マッチ
はさみやナイフ、爪やすりなどの先の尖った物
全ての武器、凶器、火薬、爆発物
なお、このリストに限らず、これら以外にも警備員の指示により持込みが禁止される物があります。


米国大使館サイトより)

しかも、大使館に戻ってきたところでうっかりiPodを持ってきてしまったことに気付く。また駅に引き返すのも面倒だったので、そこらへんの植え込みの陰に隠した笑(幸いちゃんと回収できた)。


3 面接の持ち物
【面接の持ち物】は以下の通り。あくまでF1ビザの場合です。

[必須]
・パスポート(及び以前の米国ビザ)
・DS-160確認ページ
・I-20
・SEVIS領収書
・以前の留学の成績証明書(過去5年間に米国留学経験がある場合。ない場合は最終学歴の最後3年分の成績証明書)
・残高証明書
・面接予約書
・写真

[付加的]
・大学院の在学証明書

これらを規定の順番通りにクリアファイルに入れて持っていきます。

なお、在学証明書は、「ペンでの勉強が終わったら日本の大学院に復帰しなければならない(本国との強い繋がり)」ことを証明する趣旨で添付しました。いらなかったかもしれませんが、交換留学というのもあったし、今何している人なのか示す意味でもあってよかったのかなと。


4 入館まで&してから
外の列は短く、ほとんど待ちませんでした。時期もあると思いますが、荷物持ち込みを制限したおかげでスムーズになったのも大きいかも。

携帯のみ、警備の詰め所?で預ける。前回はここでバッグを預けたような気がします。
手に持ってるのは書類(配布される大使館のクリアファイルに移し替える)の他に、財布、定期入れ、待ち時間用の民訴のレジュメのみ。

大使館の中に入ると、まず書類を確認してもらい、受付番号控えをもらい、待合室へ。1番窓口で書類を渡す。ビザの取得は初めて?とか言われる。ここは日本語だった。

しばらくすると3番窓口に呼ばれる。通常はここで指紋を取られるのですが、僕の場合以前のビザ申請の時の指紋がまだ有効とのことで、取らなくてもよいとのことだった。ここは英語。

次にそのまま面接の列に並ぶ。わりとサクサク進んでいく。10分くらいで順番に。


5 面接
「面接(interview)」というと大げさですが、窓口で大使館の人と少し言葉を交わす程度です。

会話しながら何やらPCに打ち込んでいるので、提出した書類の内容が正しいかどうかの確認という趣旨だと思われます。よほどのことをやらかさない限りは大丈夫ですし、英語があんまりな場合は相手が日本語で話してくれるので問題ありません(全然英語が話せないのだと留学しても先が思いやられるわけですが…)。


【面接のやり取り】の内容は以下の通りです。うろ覚えですが大体こんな感じ。

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面接官(以下、「面」):ハロー、グッドアフタヌーン!○○○○サンデスネ?

ぺんぎん(「以下、「ぺ」):ハイ、グッドアフタヌーン!イエスアイアム(英語で訊かれると思ったので英語で答えてしまった。以下全て英語)

面:UPennに行くのか、すごいね

ぺ:そう。いい学校でしょ、本当に嬉しい。

面:ロースクール?

ぺ:そう。Master of Lawsっていう主に外国人向けのプログラムで、一年間アメリカ法を勉強して、学位を得たら、ニューヨークの司法試験を受けるのです。

面:なるほど。じゃあニューヨークで働きたいの?

ぺ:できたらそうしたいけど、実際は難しいらしい。アメリカ法を一年間概観しただけだし、英語もアメリカ人ほどうまくないから、そんなに役に立たないらしくて。残念だけど多分中国語とかの方が役に立つ笑。

面:笑。いやでも君の英語は十分うまいと思うよ!それにチャンスはどこにでもあるさ。えーっと、で今は早稲田ロースクールに通ってるのね?

ぺ:そう言ってもらえると嬉しいけど。そう。だからアメリカから帰ったら学校に戻らないといけないんです。日本の司法試験も受けるので。だから将来的にはまず日本で就職して、それからアメリカに行ったりできたらいいなと思ってる。

面:なるほどね。オーケー。うまくいくといいね!UPennでの勉強とバーがんばって。ビザ申請は承認されたよ!1週間以内に届きます。

ぺ:どうもありがとう!ベストを尽くすよ!じゃあ!

面:じゃあ!

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こんな話さなくてもいいのかもしれないけど、相手が感じのいい人だったのもありそこそこ会話が弾んだような気がします。


[*参考までに以前の留学の時の面接の様子]
(以下英語)
面:えーと、カリフォルニアに行くのね。
ぺ:え????(聴き取れない)
面:君はカリフォルニアに行くのね。
ぺ:あ、うん。
面:いいところだよ。で、えーと英語を勉強しに行くの?
ペ:そう、最初はね。それから法律とかも勉強する予定。
面:オーケー。じゃあ楽しんで!ビザは発給されました。1週間以内に届きます。
ぺ:ありがとう!それじゃ。

一瞬で終わった気がする笑。まぁこっちのレベルに合わせてあっちもやってくれるということでしょう。


6 おわりに
そんなわけで、建物を出て、携帯を受け取って、終わりです。3時間くらいは覚悟しろとのことだったけど、全部で1時間くらいで済みました。

まだまだ留学は始まってもないけれど、ビザ発給が決まると、一つやりきったというか、本当に留学できるんだなーという実感が湧いて、清々しい気分です。

ビザ発給記念に赤坂の評判の担々麺屋に行き、ついでに日枝神社で留学の成功をお祈りしてきて、学校に戻りました。


ビザ面接の当日の様子はこんな感じです。なお、DS-160取得手続きと同様大使館のわかりやすい動画があるので、これを見てから行きましょう。


(「旧」と書いてあるのは上記の荷物のガイドラインの変更を反映してないからかな?)

それでは。