ぺんぎんぺーぱーちぇーす -PennLawLL.M.留学記-

University of Pennsylvania Law School LL.M.(ペンシルベニア州フィラデルフィア)を修了し、日本に帰ってきました。留学時代のことやアメリカのことなどを細々と書いていきます。

アメリカってちょっと可哀想な国だよなぁ、と時々思う件

 

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日本はどうか

例えば日本にいる外国人の多くは、「日本が好き」だから来てると思う。

もちろん出稼ぎ労働者や在日米軍などの例外はあるけど、留学や仕事、とりわけ留学は、日本の文化や日本語が好きで、日本を選んで来ているはず。

だから、日本にいる外国人は、我々に興味を持ってくれて、そして我々の性格に近い(温厚、礼儀正しいなど)人がほとんどである。

 

アメリカは

ところがアメリカはそうじゃない。アメリカに来る理由で「アメリカが好きだから」という人の割合はどれくらいだろう?

多くの人は、「英語だから」とか、「学問が進んでるから」とか、「留学先が豊富だから」とか、「学位に価値があるから」とか、そういう実際的な理由で来ているのではないか。

特にロースクールのようなプロフェッショナルスクールは顕著。同級生のとあるフランス人なんかは、"I hate American"とのたまわっていた。まぁ、そいつはI hate peopleとも言ってたので変わり者だけど、アメリカが嫌いだけど仕方なく来ているという人は多いはず。

かくいうぺんぎんも、別に「アメリカ大好き!」「アメリカ文化最高!」と思って来ているわけではない。前にも書いたけど、昔からイギリスの文化が好きで、そっちに惹かれていた。初めてイギリスに行った時は自分がイギリスの空気に触れているというそれだけでテンションが上がった。

しかし、アメリカに初めて来た時(サンフランシスコだった)は「日本そっくりじゃん」くらいの感想しか出てこず、そして今も「アメリカは好き?」と訊かれると、「うーん」と言葉に詰まってしまう。

 

ロック好きは生き辛い

アメリカ映画で好きなものはたくさんあるが、音楽に関しては未だに馴染めない。ポップミュージックとEDMが圧倒的市民権を得ているアメリカでは、ロック好きは生き辛い。

アメリカのロックでも、The KillersとかNirvanaとかWhite StripesとかStrokesとかSonic Youthとかは大好きだけど、それが好きな理由が「UKロックぽいから」と来たもんである。

 

そういう意味では、アメリカのポップカルチャーが好きでアメリカに留学している女の子とか見ると、ちょっと羨ましいなと思う。

まぁ、その分現実とのギャップが大きいかもしれないけど…。

 

移民の議論

日本での移民の議論でも、現状日本にいる外国人が皆日本が好きで優しいから移民受け入れに積極的、という人は多いのではないだろうか?

移民で来る人は別に日本が好きで来るわけじゃないのだから、治安の悪化とかは容易に推測できるわけで。そこを踏まえた上で議論をしなければと思う。

 

 

ともかく特殊というか、変な国というか

ま、それは置いといても、ともかくアメリカは特殊な立ち位置にいるよな、と。

なんていうか、アメリカという国があるというよりは、そういう国を超越した、「世界から人が戦いに集まる闘技場」ってイメージが近いんですよね。皆それぞれの目的を持って集まってボコボコ殴りあうというか。

日本の中では東京に人が集まるように。別に東京嫌いだけど仕方なく住んでるって人はいっぱいいる、わけですよね。

当のアメリカ人はそこらへんどう思ってるのだろう?荒らしにくんなよ、って感じ?いやいや、もともと移民の国だから当然でしょって感じ?外国人いるのが当たり前すぎて何も思わないって感じ?

少なくとも「可哀想」という感想は余計なお世話という気もするが、ともかく特殊な国だよなぁと思うわけであった。