この天使のように可愛い子犬ですが、もう本当に可愛すぎて食べたくなるんですが(実際よく口をくわえてる)
まだ3ヶ月で何でも興味が出る年頃で、そこらへんにあるものを何でも噛む。今まで色々なものを噛まれてきた
まぁモノを噛めるところに置いておくのが悪いのだけど、ついに置いといてはいけないやつを置いといてしまった
パスポートをボロボロに噛まれてしまった。まぁガシガシ噛んだもんだ
これが帰国の数週間前で、若干焦ったのだが、噛まれたのは端っこだけで幸い文字はすべて読み取れるし、まぁ大丈夫だろうと特に何もしなかった
帰国数日前に友達に指摘されて、真剣にやばいんじゃないかと思い色々調べる。ページの落丁、大幅な落書きなどの重大な破損はともかく、これくらいの軽微な破損(損傷)でも問題になるのだろうか?パスポートの最後のページにも、紛失や盗難についての対応の記載はあるが、軽微な損傷については記載が無い。
ネットでも「パスポートが見ずにふやけてしまいました。交換したほうがいいでしょうか」などという質問が散見される
役に立ちそうなページを見つけた
このページによれば、損傷は
- 特に著しい損傷(重損傷)
- 特に著しい損傷以外の損傷(軽損傷)
の2つに分かれ、前者なら交換は必須、後者なら交換も可能、ということのようである
僕の場合は重損傷には当たらない。軽損傷だ。とすると、軽損傷の場合でも交換をすべきか否か、が問題となる。
結論から言うと、少しでも心配なら交換したほうがいい
というのは、渡航者をその国に入れるかどうかは完全にその国々の自由だからだ(主権があるのだから当たり前だ)。パスポートには、パスポートを所持する日本国民を問題なく通行させるように、という趣旨のことが書いてあるが、あくまでお願いに留まるので、他国がそうする義務はない。しかも、別に理由を知らせる義務も無いはずである。究極、イミグレの担当官が気に入らないという理由だけでも入国拒否は可能である(ぺんぎんもイギリスやカナダで別室に連行されたりした)
そういうわけで、なるべく不安要素は事前に取り去っておいたほうがいい
そうは言っても、必要が無いのに交換するのもお金の無駄である。そこで、ぺんぎんの経験が読者諸氏のお役に立てれば幸いである
ぺんぎんのパスポートは、
- 3つの角が噛まれている(数ミリから1センチほど)
- 1ページ目(顔写真などがある欄)も噛まれている
- ただし、文字はすべて読み取れる
という状態。微妙なところだなぁと思ったけど、どちらにしろもう交換する時間がないし、文字は読み取れるし、何より日本に帰国するのだからおそらく大丈夫だろう、と思いこのパスポートで行くことにした。ただ、経由の中国でイミグレを超えられるかはちょっと心配だった
案の定、荷物預かりのところで難色を示され、マネージャーが呼ばれたが、そのいかにもアメリカンなマネージャーは、「日本に帰るんだろ?このくらいなら大丈夫だよhahahahahaha」どうにか通れた
特に何も言われず。「犬に噛まれちゃったんですよ〜」で済んだ
ただ、その後機内に座っていると、CAが近寄ってきて「さっきパスポートを読み取れなかったから、写真を撮ってもいい?」と言われた
上海
イミグレでこれを渡したら、担当者が"OMG!!!!!!!!!!!"といってパスポートを放り投げるではないか。どうしたのかと尋ねると、"This.... this passport was bitten by mouse!!!!"
あ、確かにネズミに噛まれたとしたらちょっと触りたくないわ…僕も嫌いだし。「いやいや、これはネズミじゃなくてパピー。生後三ヶ月のめちゃくちゃかわいいパピーだから」と言ったら、ほっと胸をなでおろし、無事に通してくれた
成田
1年ぶりに日本に帰り、早く家に帰りたいとソワソワするが、イミグレが中々通れない。「申し訳ありません…、どうもうまく機械で読み取れなくて…。手で情報を入力するのでしばらくお待ち下さい。すみません」
いや、謝りたいのはこっちですわ…。さすが日本。10分くらいかからせてしまった。申し訳ありません
実は、僕のパスポートは顔写真のページの下の部分(>>>>>とかがいっぱいあるとこ)が噛まれていた。文字は無事だから大丈夫だと思ったが、ここは機械で読み取るので、ここが損傷しているとまずい模様
というわけで、
機械で読み取らなければいけない1ページ目が損傷していたら確実に取り替えるべき
だと思います。今回は皆さん親切に通してくれたけど、日本から海外に行く場合、読み取れなくて強制送還、というのも十分あると思うので
しかし、それ以外の場合でも結局は係員の気分次第です。心配なら取り替えるべきというのは変わらないと思う
まぁ、そもそも最初から噛まれないようにすればいいのだけど。「命の次に大切なパスポート」というが、そうだと思う。みなさんパスポートは大切に扱いましょう