ぺんぎんぺーぱーちぇーす -PennLawLL.M.留学記-

University of Pennsylvania Law School LL.M.(ペンシルベニア州フィラデルフィア)を修了し、日本に帰ってきました。留学時代のことやアメリカのことなどを細々と書いていきます。

NY Bar 10 - Wills

Wills(遺言法)だが、寝過ごして授業に出そこね、後日ビデオで見るという失態を犯した

Willsは正式な科目名としてはWills and Estateとなる。というのも、科目の半分くらいはIntestament(無遺言死亡)で、そもそもwills(遺言)が無いので、estate(財産)の振り分けというのが正しいからである

日本法で言えば相続法ということになるが、日本の相続法はきちんと勉強したことがなくいつも付け焼き刃だったので、あまり比較ということはできない。が、まぁ相続はある程度常識が通じるところなので、特に難しくは感じない。

ただ、intestamentもそうだが、collateralが傍系親族という意味で使われたり、advancementが生前贈与分だったり、ademptionという辞書に載ってない単語が出てきたり、結構単語は面倒で、辞書を引く機会が多い

というのも、MBE科目は日本人アウトラインを使っているので、わからない単語は横に書いてあるし、日本語で概念を掴んでから英語で理解するという方式をとっているのに対し、非MBE科目はUBE対応のアウトラインがないのでバーブリのハンドアウトでやっている、という理由もある(ただ、ザーーとNY用の日本語アウトラインを読んで概念を掴んだりはしている)。

 

「そもそも問題文は英語なんだから英語オンリーで勉強したほうがいいんでない?」という意見もありそうだが、これは自分がその分野を日本語でどれだけ勉強したかによると思う

Real Propertyのようにむしろ日本語にしたほうがわかりにくいような単語が多い場合や初めて登場する概念が多い場合は英語でやったほうがいい。しかし、日本とあまり変わらず、すでにその科目を日本語で勉強している場合は、やはり対応する日本語を知っていたほうが話がはやい(細かいルールが違っていたとしても)。例えば、比較的わかりやすい表現でいくと、assignment of rightsという表現が出てきた時、「あぁ、権利を割り当てるか、移転するかするのね」と思うわけだが、ちょっと中身を見れば「あぁ、債権譲渡か」と納得するわけである。結局、asingment of rights=債権譲渡と納得した上で、日本法のことを思い出しながら米国法でどうかを考えることになる

advancementにしても、"Irrevocable gift intended by the donor as prepayment of an inheritance"という定義を見れば、相続の前に行われた贈与ということであぁ生前贈与のことかな、と思うが、だったら先にadvancement=生前贈与と理解してからこの定義を読んだほうが頭に入るかな、と思っている

多分英語力増強の面ではこういう横着は良くないのだが、今は短時間で内容を理解することが大事だと考えているので、こういうやり方を基本的にはとっている

 

ちなみにこの時役に立つのはMacBookのForce Touch(感圧トラックパッド)である。単語の上にカーソルを合わせて強く押しこめば辞書が表示されるので、めちゃくちゃ重宝している。いちいち辞書アプリにコピペしたりする必要が無い

 

 

Willsは遺言の有効な成立とか、その変更とか解釈を扱うことになる。まぁなんとかなるかなと思っている。マルチプルチョイスが無いので、演習を通して重要なルールを潰していきたい