明日31日はハロウィーンですが…
それに先立ち、昨日はLLMでハロウィーンパーティ。
ちなみに、どうでもいいけど、Halloweenの日本語表記はウィを伸ばすかどうかで揺れてる模様。
ハロウィンかハロウィーンか。英語式ならば後者なのでしょうが、街の表記は「ハロウィン」が圧倒的です。意外なことに、この行事の名は、複数の主要な国語辞典にも載っていません。行事の急速な定着に追いつかなかったのでしょうか。 pic.twitter.com/BQILI87n0g
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2015, 10月 30
個人的には、アメリカのを指すときは発音にのっとり「ハロウィーン」、日本のものを指すときは慣用的な「ハロウィン」にしていてる。面倒臭い性格である…。
さて、問題は仮装をどうするか。
最初は日本らしく忍者とか武士とかを考え、しかしそれだと少しアグレッシブさに欠けるのでアニメのコスプレはどうかと考えたが、知らない相手にはなんとも言えない。じゃあやっぱアメリカ的なのかなーと考えてるとパーティが目前に迫りアマゾンは使用不能に。「アメリカで最初のハロウィーンだから」との気合が空回りしだして自分の計画性の無さを嘆く。
結局街で一番のコスチュームショップで色々試着してこれに決定。
アリス。日本の女子大生とかが定番でやるやつである。ちゃんと友達に頼んで化粧もしてる。
てか、男の場合コスチュームで人気を博すには圧倒的イケメンかネタかに分かれるわけだが、僕の場合前者は不可能。後者では工作が得意なら色々方法はあるが、僕はクリエイティビティがない。そこで女装、という安易な発想である。
別に女装癖があるわけではないが、高校の修学旅行の劇のとき女装をして舞台に立ったら客席から「かわいーーー!!♡細いー♡」との黄色い声が溢れ、
「なにこれ気持ちいい…」
と思ったことはある。そしてサークルの追いコンと去年の六本木でのハロウィンはJKのコスプレをして臨んだ。「キモい」なり「かわいい」なり結構女装はウケがいい。わりと癖にはなる。
今回も会場に入るなり、
"OMG!!!"
"Are you really ◯◯(名前)?"
"Gosh, you're so cute"
"You're the cutiest girl I've ever seen"
"You're the best tonight"
などなど、思った以上に盛況だった。写真も大量に求められた。こんなに人から求められることはそうないので、悪くない。女装やコスプレにハマる人の気持ちもよく分かる。
男女別にコスプレ一番を決める大会があり、「あなたに投票するよ!」とやたら言われたのでこれはいけるんじゃないか…と少し期待してた。が、蓋を開けてみればチャンピオンにはなれず。男はクマの格好をしたフランス人、女は口裂け女的なメイクをしたポーランド人が勝者となった。
ただ、「投票しておいたよ!女子の方にね」と何人かに言われたので、僕の票は分散したから負けたのでは、という気がしている。
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それはそうと、日本はともかくアメリカで女装ってポリティカルコレクトネス的に大丈夫なのかな??という疑問は頭をよぎる。「LGBTをバカにしてる」とかあるのかな?
個人的にはLGBTを風刺しているわけではなく「女性キャラになる」だけなので問題はないかと思っている。が、より厳しい人には不快に思ったかも。そうだとしたら申し訳ないところである。
あと、よく「日本人はハロウィーンを履き違えてる。ただ馬鹿騒ぎしてるだけだ」とよく聞くが、アメリカも同じじゃん?と思う。年配者はともかく、若い人の中でケルト人の祭りという宗教的・歴史的意義を感じてこのイベントに臨んでいる人は多くないのではないか。
あくまで子供達のためのイベント、というのはあるかもしれないが、カボチャを彫ったり、仮装してパーティしたりと普通に友達同士で楽しむイベント。日本と違って、もっと街全体で長い時間をかけて盛り上げていくイベントではあるけれども。日本は土日の渋谷や六本木だけで盛り上がるだけですからね、今のところ。
そういう意味では、クリスマスのように、今後は日本でもますますハロウィンが人口に膾炙して、10月はずっとそれ関係で街が賑わう、という習慣ができるだろうなと思う。「紅葉を楽しむ」から「ハロウィンを楽しむ」へ。アメリカナイズが進むわけだが、まぁ経済的にはいいんじゃないかな。
自分の中でのハロウィーンは終わった感じがあるが、一応今週末はどういう様子なのか見れたらいいなと思います。