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ぺんぎんぺーぱーちぇーす -PennLawLL.M.留学記-

University of Pennsylvania Law School LL.M.(ペンシルベニア州フィラデルフィア)を修了し、日本に帰ってきました。留学時代のことやアメリカのことなどを細々と書いていきます。

LDR

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(前に書いた記事にちょっと加筆)

留学生につきものといえばLong Distance Relationship、そう、遠距離恋愛である。日本においてきた恋人、留学先で出会った恋人を置いて日本に帰る……などなど。

Penn Lawの中でも、LLM生は自国に恋人を置いてきたという人が多かった。JDでも、アメリカは他州の院に進学することが多いからか、彼氏は◯◯州にいるよーということをよく聞く。この辺は日本と違いダイナミックである。

 

ぺんぎんも留学したり外国の人と付き合う機会が多かったせいもあり、今まで結構遠距離恋愛をしてきた。

カリフォルニアー東京、東京ーカリフォルニア、東京ー大阪、東京ーパリ、フィラデルフィアブリティッシュコロンビア、東京ーフィラデルフィア など…

国を跨いでばかりなので、日本国内なら最早どこでも近く感じるレベルである

 

留学しなくても最近はSNSを通じて知り合う機会も多いので遠距離もより身近になってると思う。僕が思うのは果たしてみんなどうやって続けているんだろうということ。

「離れていても心は一つだよね!」とはよく言うけど、物理的距離と心理的距離は比例する、なんていう研究結果をよく見る。顔を目にする機会が多いだけで親近感が湧くという心理学の研究もあるらしいし、物理的距離が離れれば心理的距離も離れるのはどうやら不可避らしい。

 

しかし、今の時代は恵まれていると思う。どこにいてもLINEですぐに連絡が取れるし、無料で電話もできる。テレビ電話だってできる。どれだけ離れてても、wifiさえあればクオリティも高い。会って話すのとそこまで変わらない。

古典的な遠距離恋愛小説といえば武者小路実篤の『愛と死』だろう。『友情』とあまりにプロットが似てるのでいつもごちゃごちゃになるが、夏子と熱々の書簡を交わすのはこっちでしたね。この中では遠く離れた東京とパリに住む二人が、お互いを思いあった手紙を送りあう。もうその語り口がものすごくて一気に読んだ覚えがある。

この小説がドラマチックなのはやはり手紙という形式によるところが大きい。昔は手紙か電報でしか連絡なんて取れなかった。リアルタイムじゃないし、書くのも大変だし、届くまでに時間もかかる。顔なんか見れない。

そう思うと今の時代がいかに恵まれているか。贅沢を言っちゃいけないよな、とか思う。

しかし、今の時代でもできないことはある、それは一緒にどこかに行くことだ。体験や感動を共有する機会がほとんどない。友達を紹介しあったりすることも難しい。そういう意味では、会話のネタが無くなるということが一番恐るべきことなんでしょうか。電話をしても、「最近どう?」といって、お互いに起きたことを話したりするだけだ。その近況アップデートを楽しいと思うかいちいち面倒と思うかが分水嶺という感じもする。

一方で、遠距離恋愛カップルの結婚率は高いというデータを見たこともある。離れている分大切にしようと思えるし、適度な距離感がそれぞれのプライベートな時間の確保に役立つからだろうか。そもそも、よほど好きじゃないと遠距離で続けようとすら思えないからだろうか。

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残念なお知らせだが、かくいう僕も例の彼女と別れることになってしまった。あっちは結婚を真剣に考えていたようで、僕も将来的にそれも視野に入れはしていたのだが、ちょっとしたことでケンカして、それから「だいたいあなたは〜」というよくあるパターンである。よくあるパターンではあるのだが、ともかくコミュニケーション不足に尽きたなと。実はまともにケンカしたのは初めてだったのだが、僕が鈍感なあまり気づいていなかっただけで彼女の不満は溜まっていたようだ。それなら最後にまとめて言わないでくれよ……というのが男心ではあるが。14時間の時差と英語力の問題も大きかったし、僕の中国カルチャーに対する理解も浅すぎた。残念としかいうほかない。結構へこんでます。

「私はいつでもプロポーズされたら結婚する気でいるけど、あなたの将来に私はいるの?」と訊かれて、「おれもする気はあるはあるし、いると思う」「実は親にはもう少し話してあるの。じゃあいつ中国に挨拶に来てくれるの?」「……わかんないけど、少なくとも今年ではないし、、いずれにせよ、結婚するにしても就職してからじゃないと考えられない。それに国際結婚は二人だけの問題でもないからちょっとまだわからない」「わかった」

そんなこと言われても、まだ君20歳だし、お互い就職もしてないし、だいたい付き合って1年も経ってないし、気が早いのでは……と思ったが、なんでも直感で即決する性質と、極端なところがあるので、「今結婚の意思が明確でないなら別れる」、という結論に至ったのだと思われる

まぁそれはそれで彼女の判断であり、尊重したいし、へこんでても仕方ないので、気を取り直して勉強に集中したいところではあります。夏にアメリカ行く時期、どうしようかなぁ。