日本に帰ってから突然EDMが好きになった事件。アメリカにいるオジサンたちもEDMを聴こう

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このブログで度々ライブのレビューや歌詞和訳をしてることからもわかるように、僕は根っからのロック好きである

アメリカではMuse, The Jesus and Mary Chain, The Stone Roses, Franz Ferdinandとロックのライブに行き、日本に帰ってからはサマソニRadioheadやAlexandrosを見た

 

pennguin.hateblo.jp

この記事でも書いたように、アメリカはEDM (Electronic Dance Music) とポップミュージックが全盛で、ロック好きには人権は無かった。クラブ文化があるのでわかるが、レッチリとかニルヴァーナとかストロークスとかビッグバンドを輩出しといてこのザマかい、と何度も愕然としたものだ

ホームパーティやクラブでも流れるのは当然EDMばかりで、全然音楽を楽しめず、家に帰ってから逃げるようにミューズやオアシスを聴きまくってたのは苦い思い出である

 

それでも「食わず嫌いは良くない」と思い、何度か流行ってるEDMを聴いてみたのだが、途中でリアルに気分が悪くなり、全部同じ曲にしか思えず、すぐに聴くのをやめた。深刻なくらいEDMに対する生理的な拒否反応があった

 

それがどうだろうか、日本に帰って改めて聴いてみたら、なんかしれないけどハマってしまった。今では自分でApple MusicでEDMベストのプレイリストを作り、そればかり聴いている

 

何でか色々自分で理由を考えた。考えられるのは以下の2つ

 

天邪鬼

 

要するに、アメリカでは周りがEDMばかりだったからそれが嫌だったけど、日本ではそこまででもないので、むしろ日本ではやってるしょうもない曲から逃げたのだろう、と思う

 

アメリカが恋しい

 

EDMを聴くとアメリカでのパーティとか、それにとどまらず、アメリカの空気感そのものを思い出すことができる

まぁ色々苦い思い出ばかりなんだけど、往々にして思い出というのは美化されるもので、なんだかアメリカ良かったなぁ、帰りたいなぁ、と思っている

 

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さて、アメリカでクラブの音楽がちんぷんかんぷんでイマイチ乗りきれない人は多いと思う(特にローやビジネススクールに来てるオジサンたち)。そこで僭越ながら少しオススメを紹介する

とりあえず超絶初心者が押さえておくべきアーティストは以下の5つだと思う。とりあえずこいつらを押さえれば知ったかぶりできます

 

Avicii


Avicii - Waiting For Love (Lyric Video)

  


Avicii - Dear Boy

世界のカリスマDJ。ちょっと前にやっと来日を果たして、それから引退したらしい。元オアシスのノエルさんとやりあった(ノエル「ゴミ音楽大量生産しやがって」アヴィーチー「老害は黙っとけ」て感じ)ことでも知られる

ロディアスな歌ものが多く、とにかく聴きやすい

縦ノリのところが「いかにも」で、ダサかっこいいという感じである(またこうやってすぐdisる)。ロックでいえばアジカンとかグリーンデイみたいな感じかね

 

 

David Guetta


David Guetta - Play Hard ft. Ne-Yo, Akon (Official Video)


david guetta - titanium

フランスのイケメン野郎。Titaniumは日米問わずクラブで聞き飽きるくらい聴いた

この2曲からもわかるように、耳に残るパンチの聴いた曲が多い。盛り上がるには最強

 

 

Zedd


Zedd - I Want You To Know (Audio) ft. Selena Gomez

 


Ariana Grande "Break Free" (Lyrics) ft. Zedd

ドイツから来たイケメン野郎。アメリカ在住だったが、トランプが勝ったことで嫌気がさしてアメリカを脱出するらしい。セレーナ・ゴメスの元カレとしても知られる

上の二人に比べると、もう少しアーティストっぽいというか、音が素直にかっこいい曲が多い印象

Break Freeはアリアナとフィーチャリングした曲。僕はアリアナは結構好きで聴いてたのだが、この音はいい。気持ちいい

 

 

LMFAO


shots LMFAO lyrics


Party Rock Anthem - LMFAO [OFFICIAL LYRICS]

アメリカのエレクトロデュオ。それ以外はよく知らない

特にShotsのほうは死ぬほど聴いた。クラブに行って流れない日はない。Shots〜からeverybodyのところは鉄板である

 

 

Justin Bieber


Justin Bieber - Sorry (PURPOSE : The Movement)

おなじみのスーパーアイドル。この曲は去年から今年にかけてアホみたいにかかり、やはり死ぬほど聴いた。本当にアホみたいにかかっていた。アメリカでは一度も自分の意思で聴いたことはないのに、アメリカの思い出の曲となっている(ちなみに、前回の留学のときはCall Me Maybeだった)

クラブもそうだし、他のお店とかでも彼の曲はよくかかっている

 

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さて、EDM初心者が流行ってる曲を押さえるのは簡単である。僕はApple Musicを主に使った

  1. まずは「EDM 初心者 DJ」とかでググって出てくるサイトがまとめてるアーティストや曲をApple Musicで片っ端からダウンロードして、プレイリストに放り込む
  2. さらに、そのアーティストのSongsの上の方にある曲を片っ端からダウンロードして、良さそうなものからプレイリストに放り込む
  3. そして、気に入ったアーティストがあったらそのEssentialsのプレイリストをダウンロードして、色々聴いてみる
  4. とりわけ気に入ったアーティストの下に出てくるSimilar Artistsに飛ぶ
  5. あるいは、"Best EDM 2016"とかのプレイリストを聴いて、良さげな曲を見つける
  6. クラブやなんやらで曲に触れる機会があったら、SoundHoundでチェック

この方法を2週間もやると、だいたいの有名所の曲は押さえられる

Youtubeの再生回数上位から聴くのもアリだと思うが、僕は勉強しながら曲を聴いてるので、ほぼApple Musicに頼った

ロックと違って、特定のアーティストばかり聴くよりはそれぞれの有名曲をつまみ食いする人が多いと思う。Apple Musicの神っぷりに感謝

 

そんなわけで、「EDMなんてチャラいアホが聴く音楽じゃん。だせー」という気持ちはよくわかるが、アメリカでは共通言語であるので、みなさん聴きましょう