ぺんぎんぺーぱーちぇーす -PennLawLL.M.留学記-

University of Pennsylvania Law School LL.M.(ペンシルベニア州フィラデルフィア)を修了し、日本に帰ってきました。留学時代のことやアメリカのことなどを細々と書いていきます。

日本男子がアメリカでモテる(彼女を作る)方法実践編

 

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フィラデルフィアのクリスマスマーケット)

 

さて、留学でアメリカに行ったはいいものの、言葉や文化の壁で中々彼女ができない……という日本男子は多いと思う。そこで、僕の経験と友人の話を元に、日本男子がアメリカでモテる方法について説明する。

なお、僕はモテモテというわけにはいかなかったが、アメリカ人に限らず「英語で外国の人」という意味では、一応過去にア◯リカ人、フラ◯ス人、ス◯ス人、中◯人、台◯人、タ◯人、などなどを落としてきたので信憑性はそこそこあると思われる。


1.結論と大原則

結論として、競合の多いレッドオーシャンでの勝負はやめて、ブルーオーシャン(競合が少ないところ)を目指すべきである。つまり、モテるアメリカ人の土俵で戦うことはやめて、日本人であることを最大限に活かし、もう少しニッチなところを狙う。

アメリカのモテる男の条件は、「筋肉・男らしさ・運動神経・顔」である。いわゆるジョック。

ジョック英語: jock)とは、アメリカ合衆国における人間類型のひとつで、狭義ではアスリート男性を指し、広義ではしばしば同国の社会、とりわけ学校社会における、いわゆるスポーツマンを主とした「人気者の男性」を名詞として総称する[1]。(ジョック - Wikipediaより)

そのあとにレディーファーストや頭の良さという感じ。だから僕もアメリカ的モテに近づくべく、筋肉や男らしさを身につけようとした。しかしこの発想がアウト。

まず顔では白人に叶わない。ていうかアジア人な時点でアウトな子もいる(差別云々ではなく、純粋に好みの問題として)。十分な筋肉つけるをつけるには時間が必要だし、つけたところでデカさでは敵わない。あと、帰国子女でもない限り英語力(会話力)でも敵わない。
つまり、よほど体型と顔に恵まれている人でなければ、この方法をとっても自ら討ち死にするようなものなのである。同じ土俵に立つのはやめる。

 

さて、ここが重要だが、この「典型的モテるアメリカ人男」だけがモテるわけではない。実は、こいつらに飽き飽きしている女性は多い。日本でもマッチョ好きもいればナヨっとした男が好きな人も多いように、皆がそうということは勿論ない。

実際、「男ってみんな筋肉とか車とか自慢するばっかで嫌になっちゃう」と言ってる子がいた。確かに、みんなが自信満々にアピールしてきたら食傷する。

というわけで、こうした典型的モテアメリカ人以外の男が好きな女性(ブルーオーシャン)にアプローチをするべきである。

 

2.アプローチすべき女性

さて、ではそのブルーオーシャンとは具体的にはどういう女性なのか問題となる。

まずアニメなど日本の文化好き。これはわかりやすい。アニメ以外でも、世界でもユニークな日本のカルチャーに惹かれている子は多い。要するにサブカル女とかオタクとか。

次にアニメ好きと重なる部分も多いが、美大とかバンドマンとかの芸術系。勢いと大衆性、娯楽性だけのアメリカ文化より、日本やヨーロッパの持つ美しさ・繊細さのほうが好きな子たちはもちろんアメリカにもいる。日本人は美大生にモテる。

次に、あまり自分に自身がない(おとなしい)子。当然自信満々で自慢話が好きなアメリカ男より自分のことを大切に扱ってくれる日本男のほうがよいわけである。

 

おわかりのように、総じて「ちょっと変わった子」が多い。そういう意味で、ゴシップガールのブレアみたいないわゆるクイーンビータイプは諦めよう。彼女らはジョックを彼氏にすることをステータスと思っている。ハッキリ言ってバカである。「これぞ可愛いアメリカ人」という子が多いのも事実だが、そこは諦める。

なお、僕は結構「ちょっと変わった子」が好きだし、元々ウェイwwwとは程遠い読書好き文系人間なので、妥協しているというわけでは必ずしもない。それは流石に相手に失礼に当たるのではないだろうか。


3.どう出会うか

では次に、そういう女性とどうやって知り合えばいいかが問題となる。アート系クラブに入るとかオタクイベントに顔を出すなど色々あるかと思うが、僕はTinderを強く勧める。

deadsleepin.net

聞いたことない、あるいは名前は聞いたことあるけどよく知らない、という人は上のリンクを参照してほしい。平たく言えば出合い系アプリだが、アメリカはSNSで恋人を作ることが非常に一般的なので、みんな抵抗なくやってる。今風にいえば「マッチングアプリ」となる。ちなみに、僕が現在の彼女と知り合ったのもこのアプリを通してである。

 

このアプリの優れた所は、実際に会うまでに、

①相手の好意、②自分の好意、③会話の継続、④実際に会う

という4つの壁を乗り越えていることである。この時点でお互いある程度気があることへの双方の合意があるので、ベースラインが出来ているという安心感がある。

 

また、パーティ等で知り合うよりこうしたアプリで知り合うほうがベターなのは、2つの理由がある。

一つ目の理由は、「アプローチすべき女性」を探す必要がない、ということ。パーティなどで知り合う場合、相手がこれに当たるかは見た目からではそこまでわからないし、労力がかかる。Tinderなら向うからLikeしてくれるわけなので、こちらはLikeして待っていれば良い。

二つ目の理由は、「英語のハードルが低い」ということ。対面の会話よりメッセージのほうがずっとラクなはず。時間をかけて打てるし、分からない単語は辞書で調べられる。パーティやクラブのように音楽や周りの会話がうるさくて聴き取れないこともない。

 

使い方だが、まずとりあえずLikeしまくる(勿論ある程度好みの人のみ)。数が大事だし、マッチしないと進まない。マッチしたらテキストする。"Thanks for liking! How are you doing?"とか無難に初めるべきで、"What's up baby"とかチャラいのは逆効果だと思われる。

相手から返信がなければ放置する。急かすのはキモいし、気がない相手を振り向かせる労力がもったいない。よほど好みの子がいればSuperlikeするのも良いと思う。

マッチしたらやっとスタートラインに立ったことになる。

 

4.どのようにアプローチするか

さて、いよいよ、どのようにメッセージを送り、そして実際に会った時にどう振る舞うべきか、問題となる。つまり、どのようにアプローチするかである。

これは、ズバリ、日本人らしさ。これを最大限に活かすべき。

日本人らしさとは、言い換えれば「優しさ・気配り・繊細さ・知的さ・お洒落さ、幼さ」などである。誤解を恐れずに言えば、ゲイっぽさといっても間違いではないだろう。これぞ脳筋アメリカンジョック(失礼)に欠けた部分である。

こういう男を欲している女性はたくさんいる。無理して背伸びせず、日本人であることを最大限に活かす。変に上に立とうとせず、対等(あるいは下)に接する。

自慢話はしない。相手の話をじっくり聞く。その意味で英語力はそこまで必要無いかもしれない。ただし、適宜質問をして相手に興味があることを示す。小気味良いユーモアも挟むとなお良い。というのも、日本人(アジア人)として知的さは重要だからである。なお、共通の友人の話題という鉄板ネタが使えないので、相手の趣味や専攻については事前に予習して英語で語れる(少なくとも質問できる)ようにしておく努力も必要。

相手を褒める。アメリカなので褒め過ぎくらいで丁度いいだろう。相手をお姫様のように扱う。当然ドアは開けてあげるし、道は車道側を歩く。

服のオシャレ度は日本の普通よりちょい上で良い。アメリカの男はお世辞にもオシャレではないので、これで十分オシャレになる。

会話のネタは、文学や音楽、芸術の話が好ましい。音楽は相手の出方を伺いつつ、流行りのものや大衆的なものディスって感情を共有できると望ましい(例えばグリーンデイなど。ワンオクはむしろ好きな人が多いので注意が必要)。好きなものは熱っぽく、楽しそうに語ろう。芸術については、美術館の訪問経験や印象派などは取っ掛かりとして無難である。日本文学だと、村上春樹や三島、漱石あたりは比較的よく知られている。日本人として金閣寺や三四郎の内容くらいは英語で語れるようになりたいものである。

なお、ナード(オタク)になれと言ってるのではない。どちらかというとサブカルオサレ男子に近い。「自分の変わった趣味や他の人とは話せないことについても興味をもって聴いてくれる。そして自分自身もそういう趣味を楽しそうに語ってくれる」という風に思わせることが重要。

 

メッセージや実際に会ったときの会話において、以上のことを頑張る。なお、メッセージをはじめてすぐ会おうとするのはキモいので止めましょう。自然に会う流れになるのが理想だし、そもそも、しばらくメッセージをしていれば飲みに行くなり食事に行くなりの流れになるはず(そういう気がないならそもそも返信が来ない)。

お店は日本料理とかがいいかもしれない。アメリカのレストランはバカ高い可能性があるので事前にyelpで確認しておこう。財布に余裕がなければアイリッシュパブとかでも十分。

慣れてないと女子と英語で二人で食事というのはハードルが高いかもしれないが、事前にメッセージをしている分気が楽だし、会話のネタはたくさんある。それに、二人なのだから英語が聞き取れなければ無理せず聞き返せば良い。あちらはこっちが日本人であることをわかって会っているのだから、もし英語に自信がなくても、わかったふりをする必要は無い。

経験的に、アメリカ女子(ヨーロッパもそうかな?)は日本に比べると積極的な人が多い傾向にあると思う。相手の話をよく聴き、ビビらず頑張ろう。 

 

5.終わりに

なんだかTinderのステマみたいになってしまったが、マッチングアプリは他にもあるので何でもいいと思う(PlentyOfFishとか、Coffee Meets Bagleとかが有名。僕はあまり使ったことはありませんが。しかしネーミングセンスに脱帽)。一つ言えるのは、ある程度数を打つ必要があるということ。


以上になるが、この方法は、賢いかもしれないが一種の敗北ではある。アメリカ人と肩を並べて市場で戦うことを拒否しているからである。

「俺はマッチョで英語ペラペライケメン男になってブレアみたいなイケてるクイーンビーを落とすんだ」という気概のある方はぜひ頑張ってほしい。普通の日本人なら疲れると思うし、僕は無理だった。これが出来れば、本当の意味でアメリカに適応出来たということだと思う。

ただ、必ずしもアメリカに染まるのが唯一の答えではない。海外で日本人ばかりで固まるのは僕は好きではないが、日本人であることを捨てる必要はない。どうせなら話が合う人、自分の日本らしさを好きになってくれる人とデートするほうがずっと楽しい。

この投稿を読んだ皆さんが、持てるリソースを最大限に使って、無事モテることができれば幸いである。