ぺんぎん、ついに引っ越す。ホームレス生活7週間で学んだことなど。

またまた連投。

 

 

pennguin.hateblo.jp

 

さて、10月20日に寮を出たぺんぎんだが、

 

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ついに12月13日、引っ越しました笑。

 

実に7週間もホームレスをやってました。その間どうしていたかというと、

と、実に5箇所を渡り歩いて生活してました。

いやほんと、お世話になったユースホステルのスタッフの人たちと、快く泊めてくれた友達に感謝のしようもありません。お世話になりました。A friend in need is a friend indeedというのを実感した。ありがとう。

いやね、ホームレスになって色々と学ぶことがあったよ。なんかね、家がないとまず社会に包摂されていない心配がものすごい。住所がないわけだし、amazonで買い物もできないしね。何か住所がいる機会には詐称だなと思いつつ前の住所を伝えたりね。ほんと、帰るべき場所があるっていうのはそれだけで素晴らしいことだなと。

oasisのThe Importance of Being Idleという曲に、

"I don't mind as long as there's a bed beneath the stars that shine"(星が輝く空の下にベッドがある限り、おれは大丈夫)

という歌詞があるけど、ほんとにその通り。バックパッカーやってて公園に寝泊まりした時とかも思ったけどね。ほんと、あったかいベッドさえあれば人間どうにかなるものだよなと。

 

しかし、なぜ7週間も家が決まらなかったかというと、もともとの優柔不断な性格もあるんだけど、なんていうか、自分のライフスタイルを考えさせられたからでしょうか。

都会がいいのか、郊外がいいのか、友達呼ぶから広い方がいいよな、いや、大体そんな友達呼ぶか!?ベッドと机置ければよくね!?ちょっとゴシップガールみたいな都会のヤッピーぽい暮らし憧れるよな、でもダンみたいにちょっと外したエリアの広いとこに住むのもアメリカらしいよな!やっぱりシェアで一回住んでみたいよな、でも寮のバスキッチンシェアですらストレスだったからやっぱり一人暮らしかな?いやでも一人で住むのも寂しいし、日本でもできるよな。都心のコンドミニアム(マンション)暮らしもかっこいいけど、郊外でのんびり仲間と暮らすのも悪くないよな!!センターシティのハイソな暮らしもいいけど、フィッシュタウンのヒップな暮らしもいいよな……、、。

 

などなど、自分の求めるライフスタイルとかを考えさせられました。大げさですね笑

 

アメリカにこうして長く住む機会はもうないかもなーと思ったのが大きいです。そして、若い今でしかシェアはできないな、とか。少なくとも、20代でアメリカ住むのは最後だよなーとか。でも、前の留学はホームステイで一人暮らししてる友達に憧れたし、アメリカの一人暮らしも体験したいよな、とか。

そして、アメリカは日本以上にエリアごとの住人層というか、生活スタイルというか、そういうものが比較的固定されているのも大きいかな。移民街とかそういうのもあるし。

まだ稼いでいない学生がいうのもおこがましいんだけど、アイビーリーグの学生としてハイソでスタイリッシュでアッパーな生活に憧れてきたし、でも僕自身は田舎者なのでそういう生活は背伸びしている感があるし、一方でちょっとヒッピーみたいな生活にも憧れているし。これはファッションもそうだけど、ブルックスとかにも憧れるけど、小汚い古着が好きだし、みたいな。なんか、今更ながら自分の生き方というかスタイル選びに血迷っている感がある。

 

 

で、結局どこに引っ越したかというと、

 

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バリバリ都心のコンドミニアムです笑。

 

いやなんか、日和ったなぁ、と思いますね、ぶっちゃけ。

 

コンドミニアムってのは日本でいうマンションですね。分譲マンション。その一部屋を所有者から借りると。

家賃は1000ドル(12万くらい)で、日本基準でいえばかなりいい暮らしなんですけど、フィリーの家賃の最近の値上がりは半端ではないので、都心でそこそこ広いスタジオ(ワンルーム)でこれはかなりラッキーだと思う。郊外でも900とか普通だし、都心だと1500とかザラですからねぇ。

アメリカは最短の契約が1年ていうところが多いんだけど、プラス50ドルのチャージでshort time leaseを認めてもらえたのもラッキーでした。

 

いやしかし、引っ越してよかった。本当に。前の寮もmonthly contractだったので一ヶ月960ドルもしたし、今度の部屋は2,3倍は広いですからね。

そして、都心に住んでるおかげで、「フィラデルフィアに住んでる」感を存分に味わうことができる。3年前アメリカの田舎に留学してた時から憧れていた、「アメリカ暮らし」が叶ったなと。

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そして、美しいシティホールを毎日2回見れるのも気分が良いです。この写真の景色まで徒歩2分くらい。たまに見るのと毎日見るのでは全く気分が違う。この美しい建築が自分の生活の一部になったという満足感がある。

くだらないかもだけど、ぺんぎんは田舎で育ったのでこういうところに憧れます。

 

長期にわたる家探しのおかげで、アメリカの住宅事情とフィリーのエリア事情にやたら詳しくなりました。改めてブログでまとめたいなと思います。

あと、フィリーにある3つのユースホステル(そして多分これでフィリーのホステル全てだと思う)に滞在したので、それについてのレポートも書きたいと思います。3つもとも良いホステルでしたが、それぞれ特徴があるので。you can just call me a master of youth hostels in philly.

 

…上に「ベッドがあればオーケー」と書いたけど、まだベッド買ってないので友達に借りたエアマット(空気を入れて膨らませるやつ)で寝ています笑。まぁ、床で寝るよりはマシだということで…。