FFVIIを英語版でやる。

今年の1月頃に書いて放置していた記事を今更投稿します

 

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(ゴールドソーサー。音楽が懐かしすぎてリアルに泣きそうになった)

 

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(懐かしのGバイク)

 

こっちに来てから日本への恋しさか、昔好きだったものに対する懐古の念がものすごい。去年は一番好きなドラマである白い巨塔を一気見したりしてしまった

 

今年に入って、どうしてもゲームがやりたく、でもテレビ買うのもめんどいしな、と思ってたら、なんとFFがiPhoneでできるではありませんか!!

早速買ってしまいました、IXと迷ったけど、VIIにした。

FFの中でも名作とされる本作。まぁ説明はいらんでしょう。僕も子どもの頃ハマった。僕はゲームといったらFFで、今まで1,2,6,7,8,9,10,10-2とやってきた。オンラインが嫌という理由で11をやらず、それから離れてしまったのが残念。

 

さて、普通に日本語でやろうと思ったのだが、App Storeがこっちなので英語になってしまった。まぁ英語の勉強がてら、ということで英語版でプレイ。

英語版でプレイして気づいた違いは以下のとおり

 

1.世界観によりしっくりくる

FF7の世界観は近未来の科学が発達した世界。そして、登場人物は、日本か中国ぽいユフィや動物のケットシーレッドXIIIを除いては全員欧米系の顔と名前である。ヴィンセントとかは普通にある名前だし。

てわけで、英語の方がなんとなくよりしっくりくる。

 

2.キャラ立ちが悪い

やはり日本語の方が話法というか、喋りに出る個性の幅が大きい。

例えば、バレットは江戸弁というかぶっきらぼうな男言葉で、英語でもain'tとかgoddamとかyoとかが多用されて、まぁ雰囲気は出ている。

しかし、エセ?関西弁を使うケットシーの喋りは全然再現できてない。当たり前だけども。英語の個性って訛りには出るけど、語尾とかはそんなないんじゃないか。しかも、イギリスとかのガチ方言だとアメリカ人でも理解できないだろう。関西弁って、標準語と全然違うのに日本人なら理解出来るって意味ですごい言葉だと思う。

てわけで、ケットシーのあの独特の胡散臭さが出てない。

その他、シドはまぁまぁ再現できてるけど、ユフィは微妙だし、どちらにせよ過去にプレイした記憶の脳内補完でなんとかなっている感じではある。

 

3.魔法の名前が残念

FFの魔法は主に英語を基にしている。ファイア、サンダー、ブリザドとかはその典型。

英語版だと、それぞれFire, Bolt, Iceとなっている。サンダーとブリザドはそのままthunderとbrrizardじゃダメなんですかい?

あと、ケアルはcareから来てると思うのだが、CareではなくてCureになっている。まぁ、「治す」という意味ではこちらの方が確かに正しい。

生き返らせるレイズはLifeである。Raiseだと若干意味が違ってしまうので、まぁこれもわかる。命名するとき、元の名前と英語とで苦しんだであろうことが推察される。

で、まぁ命名はともかくとして、残念なのは発展系の名前。

FFでは、原則として、

ファイア→ファイラ→ファイガ

ブリザド→ブリザラ→ブリザガ

のように、強くなると語尾がラ→ガと変化する。

 

しかし、英語版だと、なんと

Fire→Fire2→Fire3

Ice→Ice2→Ice3

なのである。これではあんまりである。

ラとかガとかのあのちょっとずつ強くなってく感じの響きがいいのに。Fire3ってなんだよそれ。

Fire→Fira→Figaとかじゃダメだったんですかい?英語話者はこれじゃ意味不明…?

 

※とか思ってたら、どうやらFF9や10は

Fire→Fira→Firaga

Brizzard→Brizzara→Brizzaga

となっているようです。

日本語を固有名詞として尊重しつつ、英語としてもわかるように苦心した結果が伺われます、はい。

  

4.召喚獣やリミットはだいたいイケてる

召喚獣は、だいたい名前も技も英語由来なので、まんまである。Mega FlareとかHell Fireとか。カタカナより英語の方がかっこいい。

そして、バハムート改はNeo Bahamutとか、バハムート零式Bahamut ZEROだとか、「あー英語だとこういうのねー」というのもあって面白い。

 

リミットもだいたいのキャラの技は英語由来なのでそのまま。ClimhazzardとかFinal HeavenとかCatastropheとかCosmo Memoryとか。

ただ、エアリスとユフィは日本名が多いので少し問題が出てくる。

まず、

癒しの風:Healing Wind

大いなる福音:Great Gospel

血祭:Bloodfest

この辺は、まぁ日本語を英語に直しただけで、読んでも「あぁあれだな」とわかるレベル。どっちでもそんなに変わりはない。

 

しかし、残念なのは、漢字使いまくりの日本語独特の技。

例えば、ユフィの最強技の「森羅万象」は、

"All Creation"

いや、そうなんだけど…そうなんだけど…あってるんだけどさ…、という感じだ。「森羅万象」という熟語の持つ全てを総合して超越した感じは出ていない。

ユフィは「明鏡止水」とか「盛者必衰」とか四字熟語が多いので、英語だとちょっと残念になる。

 

そして、みんな大好きなあの技はどうだろうか。

そう、主人公クラウドの最強のリミット技であり、15回の乱舞攻撃という爽快さとその名前の究極的厨二性から圧倒的人気を誇る、「超究武神覇斬」である。

英語ではなんというかというと…

 

"Omnislash"

 

うーん。なんか物足りない……。

"Omni"はOmnibusとかで使われるように、「全ての〜」の意味なので、直訳すれば「総合斬撃」くらいなもんだ。いまいちパンチが足りない。

超究武神覇斬」という、「ひたすらカッコイイ言葉を集めました」みたいなしつこいほどのカッコよさが出てない。

いっそ、 Ultimate Ultra Samurai Slashとかはどうだろうか。うーん、これでもなんかダサいか

 

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とまぁこんなことを言ってたら、色々忙しくなってしまい途中で辞めてしまった。なんか、色々な思い出が蘇って辛くなったのもある……

司法試験が終わって暇になったら続きをやりたいところ。めっちゃゲームやりたい……。