さて、Winter Storm Jonasが猛威を振るっていたフィラデルフィアから。
本来ならこの週末はLLMの友達30人くらいとニューオーリンズに旅行に行ってるはずだった。世界でも有数のパレード、マルディグラに参加するためだ。
フライトは金曜22日朝6時だったのだけど…。その前日まで奨学金関係の書類でてんやわんやで、旅行までに終わらせたかったので結局徹夜し、終わったのは朝4時頃。
それから準備してタクシーで空港に着いたのは5:20。なんとか間に合った、と思ったら「もうチェックインは終わったわよ」の一言。
「え、何時に終わったの?」
「5:15。5分前よ」
「いや、でもまだフライトまで40分もあるし間に合うでしょ、頼むから入れてよ」
「無理無理!もう全部終わりだから」
と、にべもない感じ。まぁアメリカのよくあるアレだがこっちの話も聞かずイライラした様子でNOと言われ、キレそうになってしまった(いや、キレたけど笑)。
交渉の授業の教科書で、『登場人物が飛行機に乗り遅れそうになったものの頑張って交渉してたら乗せてくれた』、って場面があった。それが頭に浮かんで交渉しようと思ったが、あっちに話をする気が微塵もないならどうしようもない。
先生は「理屈だけじゃなくて相手の感情に訴えろ」と言ってたので、Please. For god sakeとか繰り返したけど、聴く耳すら持たない相手に訴えてもどうしようもない。次第に「なんでこんなクソ野郎の感情に訴えなきゃいけないわけ??」とキレてしまったのでダメだ。本のようにはうまくいかない。
格安航空券で払い戻しも無かったので、仕方なく新しいチケットを取ることに。その日に飛ぶやつは高かったので、翌朝ニューヨークのJFKから飛ぶ飛行機にした(150ドルくらい)。しかしこの判断がアホ。きちんと天候を確認しなかったばかりに、Jonasさんのせいでキャンセルに笑。しかもこれもNon refundableチケットだったのでおじゃん。
というわけで、ニューオーリンズ行きは幻となってしまった。。ニューオーリンズ……初のサウスのはずで楽しみにしていたのに。マルディグラ……。
欠航の知らせを見たのが、ニューヨーク行きのバスに乗る直前だった。前乗りしてJFKで夜を明かそうと思っていたのだ。
バスもキャンセルできないけど10ドルだしいいかー帰るかーと思ったが、何を思ったか、「いや、このまま家帰ってもしょうがないしニューヨーク行くべ」と乗ってしまった。
これがまた失敗。普通は2時間でかかるところを3時間くらいかかってようやく到着。すでに夜中である。ニューヨークで有名といわれるクラブに行く。一人でクラブに行くのも大概だがそこは気にしない。さて酔っ払うかと酒を頼んだらコロナが一本13ドルもして戦意喪失。なんか疲れて他の人に話しかける気も起きず、結局ボーッと買ったばかりのiPhone6sをいじって朝4時を迎えたのであった……。
アメリカ(ヨーロッパもだけど)には24時間営業の店はあまりない。吹雪の中を少し歩いたところにあるレストランみたいなとこになんとかたどり着き、夜明けまでそこで過ごす。眠くて死にそうだがそんなところで寝るわけにもいかない。こういう時日本ならカラオケとか満喫とかいくらでも寝れる場所があるんだけどね、不便ですアメリカ。
本当ならそのままニューヨークを少しぶらぶらしようと思ったのだが、寒いし眠いし疲れてるしでフィリーに戻ることに。メガバスやグレイハウンドは全てキャンセルされてしまったので、ニュージャージートランジットという近郊列車で帰ろうとするも、直前にキャンセルが伝えられる笑。
唯一動いていたアムトラックに渋々乗り(久々に乗ったが乗り心地良すぎて死ぬかと思った。高いけど)、なんとかフィリーに帰ったのでした。
ちなみに飛行機は前の留学時に日本に帰る時も乗り遅れた。それ以来ちょっとトラウマだったがまたやってしまった。夜行バスも何回か乗り遅れてる。時間にだらしないところを直したい。
高い勉強料を払って今回学んだこと
- 空港には早く着く(国内便だから〜、空港小さいから〜、と舐めない)
- 準備は事前にしておく
- チェックインは事前にネットでする(やったことなかった)
当たり前のことばっかだわ……。
てか、今回のでまた飛行機(及び空港)が嫌いになってしまった。飛行機はともかく空港が嫌い。なんでかというと、
- 空港までが概して遠い
- 空港も広くて迷う
- 列の長さ(混み具合)が読めない
- 係員が横柄でムカつく
- イチャもんつけられそうで不安
- 靴を脱がなきゃなのが屈辱的(偉そうですんません笑)
まぁね、旅行好きと見せかけて飛行機に乗った回数が少ないので、慣れ不足なんですね多分。初めて乗ったの、17歳の時だし…。
ニューオーリンズは残念だけど、まぁいい勉強と前向きに受け止めていつかリベンジしたいものです。