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ぺんぎんぺーぱーちぇーす -PennLawLL.M.留学記-

University of Pennsylvania Law School LL.M.(ペンシルベニア州フィラデルフィア)を修了し、日本に帰ってきました。留学時代のことやアメリカのことなどを細々と書いていきます。

留学の種類についてー④大学院(学位)留学・まとめ



フィラデルフィアの独立記念館(ぺんぎんが撮影)



留学の種類についての投稿もこれで最後になります。

①語学留学
②学部(交換)留学
③学部(学位)留学
④大学院(学位)留学
⑤その他

大学院(学位)留学についてと全体のまとめです。


④大学院(学位)留学

大学院の正規の課程に入り、マスター、ドクター等を取得することです。僕がこれからする留学はこれに当たります。学部に留学することに比べると一般的です。


まず研究者を目指しての進学があると思います。
しかし僕は研究者ルートについてはあまり明るくないのでここではこれに留めます。


比較的多いのが、企業や官庁、法律事務所などから派遣されてアメリカのプロフェッショナルスクールに行く、というものでしょう。

プロフェッショナルスクールとは、研究者になるというよりはむしろ実務・仕事で必要なスキルを身につける大学院のことで、すなわちビジネススクール(経営大学院)、ロースクール法科大学院のことです。

*メディカルスクール(医科大学院)もプロフェッショナルスクールですが、こっちは研究とかもやるのかな?

ビジネススクールは、最近流行ですね。2年間ビジネスやマネジメントなどについて学び、MBA(Master of Business Administration)を取得するというものです。
アメリカの経営者はこの資格を有していることがマストなようで、日本でも有名な経営者等で行っている人は多い。

ペンのビジネススクールであるウォートンスクールがハーバードと並んで世界トップなのは、みなさんもご存知かと思います。


そしてロースクール。外国人の場合は1年間アメリカ法を勉強し、LLM(Master of Laws)を取得します。
これについてはこのブログの主要テーマでもあるので改めてじっくり書きたいと思います。



いずれにせよ言えるのは、学部の進学と同様に、「学位がもらえる」「正式にその大学の卒業生となる」ということです。

大学院課程でも、当然ですが入学式もあれば卒業式もありますし。


既に述べたように学部段階で海外の大学に進学するのは前例も少なくなかなか難しいと思いますが、大学院での進学は一般的であり、言葉は悪いですが学歴ロンダリングも比較的しやすいわけです。


きちんとした経歴になるということもあり、なんというか、本気度が違いますし、選考もそれだけ厳しいものになります。エッセイ(志望理由書)を書いたり、推薦状を先生にもらったり。大学の学部成績も見られます。

世界中の優秀な人たちと戦わねばならないのだから、とりわけトップ校は熾烈な争いとなります。

あとは、自分の専門をより深めるために行くわけなので、当たり前ですが内容は極めて高度です。僕もそれでかなりビビっております。




英語に関してですが、通常は出願の段階でTOEFLiBT100点が要求されます。

100点とかで明確に足切りをしているところも多いですし(しかも各パートのminimum scoreがあったりするから恐怖)、そうでなくても、実際の合格者平均はそれくらいだったりします。

多分ハーバードローやウォートンだと平均は105~110くらいあるんじゃないでしょうか。


僕もPenn Lawに行くには最低で100点が必要だったので、去年の春から秋にかけては死にものぐるいで勉強しました。結果、なんとか5回目で103までいきました。やればできるもんです(103を取った時の嬉しさは今でもよく覚えてます)。




まとめると、


○ メリット
学部交換留学で得られるメリット
+・履歴書にめちゃくちゃ泊がつく(きちんとした学歴になる)
 ・MBA、LLMなどの資格が取れ、転職・仕事で有利になる

○ デメリット
・ 留学のハードル(選考・英語)は非常に高い
・ 授業についていくのも非常に難しい
・ (LLMを除くと)2年間と長く、金銭的・時間的に厳しい。また、仕事を中断して行く場合、顧客との関係等で不都合がある



といったところです。確かに負担は大きいですが、当然メリットも大きいです。


日本は中国・韓国などに比べて大学院留学が少ないようです(学部もですけど)。
今後の日本の発展と成長のためには、どんどん優秀な人が海外に出てスキルを身につけ、それを政府や企業のために使っていく必要があるかと思います。今後増えていくといいのですが。




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まとめ

いかがだったでしょうか。これで留学の種類についてはひとまず終わりです。

他にも高校生の生活体験留学?などもあるでしょうが、あらかた紹介できたと思います。



僕は一応語学留学と学部交換留学を体験し、またこれから大学院の学位留学をしようとするので感じるのですが、ひとくちに「留学」と言っても中身は天と地ほど違います。

もうなんていうかマッキントッシュとマクドナルドくらい違います。呼び方は同じマックでも全く別物です。英語や学問の求められるレベルもそうだし、得られるものもです。



なんとなく「留学したい」という気持ちがある人は多いと思いますが、なぜしたいのか、何を求めているのかを自問することが非常に大切だと感じます。

そうしないと、想像していたものと違ったり、得られるものが少なくなったりして、費やしたお金と時間に全く見合わないことになりかねません(それは非常にもったいないことだと思います)。



語学力を高めたいのか

とりあえず日本から出たいのか

就職を有利にしたいのか

何でもいいから海外で遊びたいのか

専門性を高めたいのか

高い学歴を得たいのか

外国人の友達(あるいは彼氏彼女)が欲しいのか




色々あるかと思うので、それぞれのニーズにあった留学が選べればいいなぁ、と思います。

4回はわりと長かったなー。なんかホッとしますね(やりきった感)



今日はこんなところで。質問などなどあればコメント欄で気軽に頂けるとありがたいです。

*LLM留学記のわりにまったくそれに触れていませんが、今後触れていくつもりです。