ぺんぎんぺーぱーちぇーす -PennLawLL.M.留学記-

University of Pennsylvania Law School LL.M.(ペンシルベニア州フィラデルフィア)を修了し、日本に帰ってきました。留学時代のことやアメリカのことなどを細々と書いていきます。

NYBar

NY Bar20 - Secured Transaction

Secured Transactionは「担保付き取引」と訳される科目である。しかし,担保すなわちMortgageについてはReal Propertyでも扱う。 Real Propertyはその名の通り不動産法であり,扱っているMortgageとはLandについての担保,すなわち抵当権のことをいう。 対し…

NY Bar 19 - Contracts

Contractsはふわふわしているというか,そもそもの契約の成立のところを延々と議論する科目である。1Lの必修科目であり,米国法の基礎をなす科目でもある。 Considerationなど日本法と明確に異なる概念があるところは面白い。しかし基本的には似たような話が…

NY Barの簡単なアウトライン

あくまで自分用ですが,いくつかの科目で簡単なアウトラインのようなものを作っていますので,ご利用ください。 間違えがあった場合は指摘してくださいますと幸いです。 なお,日々更新してますのでご注意ください。 pennguin.hateblo.jp pennguin.hateblo.j…

NY Barの反省会と、今後受験される方へのアドバイス

ということで、少し冷静になって、敗因を検討してみる。実はだいぶ前に書いていたが、大統領選とかがあり投稿が遅れてしまった 思うに、バーの受験に際して合否を分ける要素としては、以下のものが挙げられると思う 勉強を始める時期 LLMでのバー科目の履修 …

NY Bar 17 - There are many things that I would like to say to you but I don't know how

すみません、日本での生活や勉強が忙しく、すっかり当ブログを放置していましたが、今回は更新しなければならないことがありました 7月に受けたNY Barですが、予定していた11月頭より早く、先日(といってももう1週間以上前ですが)結果が通知されました。が…

NY Bar 16 - "So long, my friend and adversary"

The Strokes - Under Cover of Darkness [2011-06-04] (この歌詞シリーズなんなんだ) えーみなさんお久しぶりです。 「試験頑張ってくるぜ!!」と行ったきり一週間音沙汰が無かったので色々心配してくださった方もいるかと思います。 試験の解放感から飲…

NY Bar 15 - You Only Take Once

The Strokes - You Only Live Once (subs español) HD ご無沙汰してます。ぺんぎんです。 さて、あれから音沙汰なく、ツイッターも一時的に垢消しをしたため生きてるかどうか心配になった方もあるいはいるかもしれないが、なんとかかんとか生きております 早…

NY Bar 14 - MBE模試

昨日はMBEの模試だった。当日と同じように午前と午後で合計200問解いた 結果はそんな芳しくなくて、例年の平均点を少し下回るくらいというところ。僕は「MBE模試まではMBEに集中する」という作戦は取らずに、MBE, MEE, MPTを全体的にやってきた というのも、…

NY Bar 13 - Civil Procedure

Civil Procedureは、州によって法が異なり,裁判所も異なるというアメリカ特有の事情ゆえ、管轄の分野が3分の1を占める。その他判決の種類や陪審制など、他の科目を理解する上でも重要となる知識が多い それだけにローで履修すべきだったとも少し後悔したが…

NY Bar13 - Constitutional Law

憲法は今日本で一番ホットな法律だといえると思う。ご存知のように日本憲法はアメリカの手によって作られ、その後もアメリカの判例法の影響を大きく受けているので、アメリカ法を学ぶことはすなわち日本法を学ぶことである ところで、前に「アメリカ人は憲法…

NY Bar 12 - Conflict of Laws

法の抵触、つまり日本でいう国際私法に当たる分野。ただ、アメリカという国の特性上、外国法との抵触ではなく、国内の州同士のものがメイン 講義時間も2時間で、エッセイの出題率もCon Lawと並んで最も低いので、重要度は最も低い科目。出るとしても単独で出…

NY Bar11 - Evidence

Evidenceは日本の刑事訴訟法のうちの証拠法分野といった感じであるが、自白の議論はCriminal Procedureのほうに行っているので、範囲としてはより少ない しかし重みとしてはCriminal LawとCriminal Procedureを合わせた量に値するのだから、いかにアメリカで…

NY Bar 10 - Wills

Wills(遺言法)だが、寝過ごして授業に出そこね、後日ビデオで見るという失態を犯した Willsは正式な科目名としてはWills and Estateとなる。というのも、科目の半分くらいはIntestament(無遺言死亡)で、そもそもwills(遺言)が無いので、estate(財産)…

NY Bar 9 - 試験地はマンハッタン

NY Barの試験地は、NYC (Manhattan), Albany, Buffalo, Saratoga, White Plainsの5箇所がある 基本的にニューヨーク州居住の受験者にはマンハッタンが割り当てられ、それ以外の受験者は残りの4つから早い者勝ち、という感じと聞いていた で、結論からいうと…

NY Bar 8 - 途中経過

バーブリが始まって2週間が終わろうとしているが、早くも疲れが見えてきたというか、中だるみ感が出てきてしまった。最初は、 「バーブリすぐバーイグザムはsprintじゃなくてmarathonだからとかいって休むことを勧めてくるし大したことなさそうだな。むしろ…

NY Bar 7 - Real Property

Real Property(不動産法)はわけがわからないとよく言われる分野である。イギリスの法律を起源に持ち、ローの授業ではうん百年前の判例を読まされるとかなんとか ただ、アメリカは日本よりも個人の権利に対する執着というか尊重の念が強いので、そういう意…

NY Bar 6 - MPT Work shop

さて、バーブリでもMPTの対策が始まった MPTは知識が問われない純粋な読解・論述試験のため、明らかにアメリカ人に比べると不利であり、外国人、特に日本人は敬遠しがちである が、今年から配点が20%になったし、決して軽んじることはできない Workshopで学…

NY Bar 5 - Criminal Procedure

刑法と違って、日本の刑訴法はアメリカのCriminal Procedureの影響をかなり受けているので、オリジナルの議論を直接学べる楽しい科目である 例えば、毒樹の果実理論はアメリカのFruit of poisonous treeを輸入したものだし、毒樹の果実でも証拠とできる例外…

NY Bar 4 - Criminal Lawの授業終了

ということで、2科目目のCriminal Lawの授業終了 とはいっても、たった1日で、しかもなぜかコマ数も少なく、実質3時間足らずの授業だった。それで刑法という科目の一応全てをカバーするんだからおそろしい Tortsでも思ったが、アメリカの法律は、そもそも…

NY Bar 3 - Tortsの授業終了

1科目であるTortsの授業が終了 授業は非常に明快で、hypoも多く、ジョークも多く、とても面白かった。つくづく、アカデミックでのんびりとしている大学の講義よりも、こういう授業のほうがあってるなと思う 体験記とかを読んでると、「ザーッとさらうだけで…

NY Bar 2 - 対策の基本方針

さて、前回の記事で出題内容などをざっと確認したので、今回は対策の基本方針(態度)について ざっくり言うと バーブリの要求にきちんと応える その上で多めにやる 問題を多く解く 強弱をつける 日本語で理解してから英語のアウトラインや授業に臨む という…

NY Bar 1 - UBEの出題科目など

さて、卒業して少しのんびりし、先日から予備校のバー対策が始まった。 バーを受けない人のために簡単に説明しておくと、アメリカでは、ロースクールの勉強と司法試験(bar exam)に向けた勉強とは完全に切り離されており、五月半ばの卒業後から、バー対策に…